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短時間正社員をしながら、フリーランスで働いている理由

半分会社員×半分フリーランスとして働き始めて、8ヶ月ほどが経ちました。

育児をしながら月の半分は時短会社員をしつつ、残りの半分はフリーランスのお仕事をする今の働き方。

1歳9ヶ月の娘を育てながら働くというライフスタイルにも、自分の性格にも合っていて快適だなぁと感じる日々です。

時短で働いているのに、どうしてフリーランス?
時短だけど、複業(副業)っていいの?
専業フリーランスとの違いって?

とご質問いただくことがあるので、なぜ私がこの働き方をしているのか、改めて書いていきたいと思います。

これまでに投稿した、時短会社員とフリーランスの両立についての記事はこちら↓

時短会社員×フリーランスの働き方たのしいよ〜!と報告したnote↓


時短会社員として働いている理由

私は2024年1月からIT系企業のバックオフィス・秘書としてフルリモートで働いています。

もともと業務委託のオンライン秘書としてお世話になっていた企業に、2023年末、時短正社員にならないかと声をかけてもらい、入社を即決しました。

時短の理由は、現在私が働いている会社が創業したばかりのスタートアップだからです。入社当時は1人社長企業で、フルタイムで働くほど事務作業・秘書のお仕事がなかったため、私は”時短社員”として月の半分だけ働くことになりました。

私が働いている企業のように、スタートアップや社長1人の会社では同じように業務委託や時短社員、パート社員等に事務作業全般をお願いするというケースも多いと思います。もしく役員クラスが対応していたり。

フルタイムで働きたい人にとってはマイナスかもしれませんが、育児とお仕事を両立させるために時短で働きたい方はもちろん、私のようにフリーランスのお仕事も継続したい体力や家族の都合でフルタイムは難しいので時短社員で働きたい方にとっては、とても良い働き方の一つだと個人的に感じています。もちろんその分支払われるお給料も減りますが、フルタイムではない分、残りの時間で個人で稼ぐことができますよね。

子どもがいくつになっても時短で働き続けられる

育児・介護を理由とした時短勤務だと、いずれフルタイムに戻る規定を設けている企業が多いと思いますが、そういった理由ではない時短勤務制度なので、会社との契約が変わらない限りはこの働き方を継続できるメリットがあります。

もし私が前職の会社に勤めながら子育てをしていた場合、時短勤務制度が使えるのは3歳まででした。3歳の誕生日を迎えるとフルタイムに復帰し、平日5日フルタイムでオフィスに通勤する必要があったでしょう。

今のフルリモート・フルフレックスの働き方でさえヘロヘロになることも多いのに、ここに週5日通勤+フルタイム(9:00〜18:00)が追加されることを想像すると、体力がない私はギブアップしていただろうなぁと思います。

会社員=フルタイムが正解ではない?

よく考えると必ずしも週5フルタイム1社で働かなければいけないと決まっているわけではないですよね。

少し前になりますが、NHKでも「短時間正社員制度」が取り上げられていました。

人それぞれ、望む働き方・社会保険のありなし等、さまざまだと思いますが、育児・介護をしている人だけではなく、時短で働きたいと望む人が皆、希望する働き方ができる、働き方の選択肢がある世の中になるといいなと個人的には思っています。

このあたりはキャリアコンサルタントとして、自分ができることを細々とやってまいります!

時短をしながらフリーランスのお仕事はいいの?

これもよく聞かれる質問です。
結局のところ、これは所属している会社によるのではないかと思います。

副業(複業)を禁止している、申告制にしている会社だと、NGが出る可能性がありますよね。法律に関連する話は専門的になってしまうので、ここでは割愛させていただきますが、だんだんと副業(複業)を解禁している会社も増えてきたのではないでしょうか。

ちなみに私が勤めている会社は、副業(複業)大歓迎。
会社の業務に影響をしない範囲、かつ同業他社の業務には関与しないことを前提に申告もなく複業(副業)ができます。

このような会社が増えることで、働き方の選択肢も増えますよね。

専業フリーランス時代から変わったこと

2023年7月から同年年末までフリーランスとしてお仕事をしていました。
大きな違いとしては、「毎月決まった日に必ずお給料が支払われるようになった」ことでしょうか。

今の会社でフルタイム正社員・バックオフィス担当としてもらえる給与の半分しか給与は支払われませんが、残りの半分の時間で個人のお仕事をしているので、比べてもフルタイム正社員よりも高い収入を得ています。

また会社とは別に複数社(2024年9月現在7社)と業務委託契約をしてお仕事をしているので、リスクヘッジになっていますね。
仮に会社がなくなっても個人事業のお仕事で生活費を稼げて、反対に個人事業のお仕事が複数同時になくなっても、給与が支払われるので気持ち的に余裕が生まれます。

フルタイム正社員だと、なかなかお給料の額を上げるのは難しいと思いますが、フリーランスのお仕事の報酬額は自分で決められます。
私もだんだんと時給を上げてきて、毎月稼ぐ額を徐々に上げることができているので、徐々に稼ぐ額も増加しています。

業務委託時代のお仕事と今

業務委託時代と今のお仕事内容の違いについても少し触れておきます。

業務委託でバックオフィス・秘書のお仕事をいただくようになってからは、時給制で月20〜40時間稼働が基本。お仕事があるときだけ依頼をしてもらって働いていました。

業務委託当時のお仕事内容はこんな感じです↓

・会食手配
・リサーチ
・資料入力、データ入力
・社内外イベントサポート

稼働時間はまばらでしたが、あくまでも一部の事務業務をサポートするという形でお仕事をしていました。
社員のオファーをもらった際に「社員になったらお願いしたいことがたくさんある」と言ってもらい、正社員になってからはかなり業務の幅が広がりました。社内の事務作業や細かい業務は大体やるという感じですかね。

・秘書全般
 会食手配、スケジュール調整、リマインド、リサーチ
・経理
 支払処理、請求書発行、経費精算、納税処理、入金確認、明細DL、決算業務、税理士とのやりとり
・人事
 入社手続き、給与計算、労務管理、社労士とのやりとり
・総務
 代表電話受付、備品発注、社内外イベント運営サポート、株主総会運営サポート
・営業事務
 資料作成、営業会議運営サポート
社内庶務全般

業務委託社員には依頼できないけれど、社員ならできることが増えるのも事実。私としても未経験業務の対応や、社内のバックオフィス体制の立ち上げを経験できているので、その経験を活かしフリーランスとしてもパワーアップしたいなと思っています!(もちろん会社のお仕事をしっかりやるのが大前提)。

働き方の選択肢がある世の中になってほしい

私自身、何回も転職を繰り返し、社会人として、人として失格なんだなと長年思って過ごしてきました。
でも今の働き方に出合って、その考え方は間違っていたと思っています。

私のように、フルタイム1社で働くのが合わない・難しい人もいる。
育児や介護、通院などの事情で時短を選びたい、選ばなければならない人もいる。
体力的に、そして自分の希望で時短で働きたい人もいる。

本当に人それぞれです。
みんながその時望んだ働き方を選択できて、柔軟に対応できる企業が増えてほしい、そう改めて思いながら今回の記事を書いていました。

今の働き方の経験はもちろん、キャリア支援をサポートするキャリアコンサルタントとしても、少しずつ役立てるように、進んでまいります!
複業(副業)や時短正社員の働き方に興味がある方のオンラインサポート・相談サービスを作りたいなぁと模索中です。

そして今回は長くなりそうなので記事には含めませんでしたが、どうやったら業務委託から社員へのオファーがもらえるのか、そもそも業務委託の求人ってどこで探せばいいのかなど、後日別の記事を投稿予定です。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!

時短社員×フリーランスの1日の過ごし方noteはこちら↓

なかなか直接営業ができないけど、お仕事を増やしたいと思った方に向けて書いたnoteはこちら↓

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サキ@短時間正社員×フリーランス
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