【中学/高校受験】家庭のお悩み相談3【学習塾の退塾/転塾】
私は、大学卒業後から人事労務関連業務一筋で社会人生活を送ってきたわけではなく、
「小売業・サービス業での管理職」
「学習塾での塾長」
「プロ家庭教師」 等
という経験を持つため、本業の人事労務業務を進めていますと、顧問先から、
「お子さんの育て方と学習塾」
について相談を受けることが多くあります。
その場合に私は、基本的には、お子さんと親御さんのどちらもある程度納得される塾を選ぶことが良いと答えるのですが、そのための目安のようなものについて、さらに突っ込んで質問されることが多くありました。
つまり、上記の質問や家庭の悩みというのは、一般的に・多くのお子さんや保護者の方に当てはまることなのだろうと思いましたので、シリーズ化して記述したいと思います。
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第3回は、「退塾&転塾はありか」について記述していきます。
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第1回・第2回と、お子さんに相応しい学習塾の選び方を記述してきましたが、
入塾したては良かったものの、通塾しているとあまり良くないところも見えてきますよね…
その場合には、退塾&転塾を考える方も多いでしょう。
ですが、現時点では「成績が上がらない・お子さんが成長している感じがしない」と思っても、これから良くなる可能性はゼロではありません。
そう考えてしまうと、中々行動に起こすことが出来ず、ズルズルと入試まで現状維持(悪い意味の)になってしまうご家庭も多いです。
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退塾&転塾は、全く悪いことではなく、必要と考えたのであれば積極的に行うことです。(シーンは違いますが「就職」と同じ考え方です)
ですが、上記したように、これから良くなる可能性はゼロではありません。
ここからは、
退塾&転塾することで将来的にお子さんにプラスになるケース
について書いていきます。
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1.担当講師や塾長のクセが強い
個人塾だけでなく、全国チェーン塾であったとしても所属している講師や塾長に幅があります。
講師の性格や性別・年齢などの幅広さであれば影響は少ないですし、こういったものは「多様性のある学習塾のほうがむしろプラスになることが多い」ですが、講師としての教え方や塾長の入試への考え方・お子さんへの接し方などは、お子さんの学力に直接影響します。
例えば、
数学において「ある単元・公式について、大学などで学んだ内容を入れる」
社会において「ある出来事について自分の考えを入れる」
といった講師や、
「学校から帰ったらすぐに塾に来て自習しろ。部活はどうでも良い」
「問題が解けるまでは、明け方まででも起きて解け」
といった自分の教育観を持つ塾長のことです。
上記についてはかなり極端な例を挙げましたが、学習塾によって大小さまざまな特徴があることは間違い無いです。
その学習方法・学習への取組みが、お子さんに合っている(納得して実行している)のであれば問題はありませんが、違和感を感じたうえ、結果にもつながっていないのであれば、その場合は、学習環境を変化させた(=退塾&転塾)ほうが良い結果につながる可能性が高いです。
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2.定期テストの点数と順位は高いが、校外模試の結果につながっていない(半年以上在籍)
この場合、ぶっちゃけますと、担当講師のレベルが低いと考えて良いです。
どういうことかと言いますと、
(1)定期テストの点数と順位が高い=学校授業への取組み姿勢が良い
ということです。
基本的に「定期テストは、学校授業にしっかり取り組んでいれば点数を取れる」テストです。
しかし、「校外模試は、学校授業で身に付けた知識と能力を応用することで点数を取れる」テストになります。
ですので、「定期テストの点数と順位は高いが、校外模試の結果につながっていない」というお子さんは全国的に多いですし、学生あるあるとも言えます。
そして、学習塾の役割としては、お子さんが校外模試(=入試につながる)で結果を残せるようにすることです。
お子さんの学習の内容や性格のクセや、どんな学習が必要かを見抜くには
1~3か月はかかることが多いです。
そして、その取組みが実際に結果として表れるには、3か月以上の期間が必要と考えて欲しいです。
もちろん、お子さんとの相性などから1か月程度で学力が上がることも多いのですが、一般的には半年程度の期間を考えて欲しいです。
当然、お子さんの性質や部活状況など様々な要素はありますが、半年以上も授業を担当しているのに、お子さんにプラスの影響を見て取れないのであれば、退塾&転塾の選択肢を考える必要があります。
ですが、逆に言うと、
① 元々定期テストも校外模試も成績が良くなかった生徒が、どちらか一方の成績が向上してきた。
② 元々成績が良かった生徒が、その水準の成績をキープしている。
という学習塾であれば、そのまま通塾したほうが良い
ということです。
上記①②を出来ている学習塾は、きちんと授業料に見合った指導をされていると考えて良いです。
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本記事で学習塾の退塾&転塾は、様々な要素を考えて慎重に行う必要があることが理解して頂ければ幸いです。
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