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【福島県/県立中学校・高等学校等】2025年1月(3)【教育の現状レポート】

お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。

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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、「福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築する」という、新しい試みをスタートしています。



このプラットフォームには、福島県の教育に携わる方々にとって、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されています

しかし、毎日多くの記事が発信されていることで、良記事・必要な記事が目に付かずに埋没してしまうことは大変残念に思います。

私も福島県の教育に関わっている一員ですので、様々な関係者の思いを伝えるため、良記事を定期的に取り上げることが出来ればと思い、上記プラットフォームに掲載された各学校等の現状についてのまとめ記事を発信していきたいと思います。

今回は『2025年01月21日まで』の記事まとめです。



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1.地域で子供を育てる矢祭小学校       矢祭町立矢祭小学校(県教育委員会)



記事の概要

 本校は、平成28年4月1日、町内の東舘、下関河内、関岡、内川、石井の5つの小学校を統合し、5校の伝統と町民の願いのこもった矢祭小学校として開校しました。

本校の特色である読書活動と、今年度から地域ぐるみで取り組んでいる人権教育について紹介いたします。

1 6年間で育てる子ども司書

 「子ども司書」制度は、平成21年6月に全国で初めて矢祭町で始まりました。読書のすばらしさや大切さ、自ら課題を見つけ解決する力などの育成をめざしています。令和6年度からは1~6年生の授業に司書講座をカリキュラムとして位置づけ、小学校を卒業するときには全員が子どもの司書の資格を認定されます。

2 朝の始まりは読書から

 週2回、朝の活動として読書タイムがあります。子どもたちはメディアセンターで借りた本を読んだり、タブレット端末の「Yomokka!」というアプリで読書をしたりしながら、過ごしています。また、図書委員会の児童や先生方の読み聞かせなども行っています。

3 家庭・地域との連携

 矢祭町教育委員会と町の図書館「矢祭もったいない図書館」と連携しながら、毎週水曜日は「家読(うちどく)の日」にしています。

もったいない図書館と連携し、毎月キャラバンカーが素敵な本をたくさん運んできてくれます。

4 地域で取り組む人権教育

 今年度、福島県教育委員会の委託により、矢祭町で人権教育開発事業に取り組んでいます。「自他を愛し、共に幸福を求めること(Well-being)ができる子どもの育成」をテーマに、地域、こども園、小・中学校で子どもたちの人権意識を育む取組を行っています。


「読んだ本は通帳のように記録」するなど、大変面白い取り組みだと思います。
学校・保護者・地域が一体となった取組み、ということがとても良く分かります。この取組みを、継続・深化・拡大することを望みます。


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2.【かわまた】町長と「川俣高校のいまとこれから」を語り合いました(県立川俣高校)



11月27日(水)に、藤原一二町長が川俣高校にいらっしゃいました!
川俣高校の「いま」と「これから」について、生徒たちの意見を聞きたいという町長のたってのご希望と、高校生が実際に感じている町や学校の魅力や課題を町政に反映してほしい、という学校の思いから実現した初めての企画です。

Q1 川俣高校の良いところは?

Q2 川俣高校の課題は?

川高生、こんなこと頑張っています!

生徒たちの学校生活満足度アップのために、生徒会役員が発起人となって生徒会総会に諮り、業者と交渉したり事務室と相談したりして、2学期から「おにぎり🍙の販売」を実現

使われなくなっていた旧生徒昇降口をステキな空間にリフォームする「KRP(川高ラウンジプロジェクト)」

Q3 川俣高校や川俣町がさらに魅力あるものになるためには、何が必要でしょう?


学校内部の取組みだけでは、どうしても壁に突き当たることがあるでしょう。
こういった、自治体との連携を深めることも重要です。


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3.【産社】職業理解【いわき総合】(県立いわき総合高校)



 1年次生の「産業社会と人間」は総合学科における原則履修科目です。

 本校では、①自分を知る ②上級学校を知る ③社会と職業を知る ④コミュニケーション力をつける の4点を柱とし、演習や実習を行います。

 ③社会と職業を知る に関する授業は7月3日にスタートし、11月27日のグループ発表まで約5か月にわたって取り組んできました。

職業理解ワークショップ事前学習

職業理解ワークショップ

まとめの活動(壁新聞作成)

まとめの活動(壁新聞発表会)


探究学習を突き詰めることは重要ですが、それを発表する(まとめて分かり易くする)ために、メディア企業からの添削があるのは大変良いと思います。


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4.スポット講義(県立会津学鳳中学校・高校)



会津学鳳高校は、会津大学、会津大学短期大学部との高大連携に関する協定書の規定に基づき、本校生徒が、会津大学、会津大学短期大学部の授業科目を大学で聴講したり、スポット講義として出前講座を受講したりすることができます。
このうちスポット講義は、高校生のうちから大学の高度で専門的な授業科目に触れることで、広い視野と柔軟な思考力を育むことを目的に実施しているものです。

12月3日には校内で様々なスポット講義が開催されました。

会津大学上級准教授 橋本 康弘 先生による「データの処理・分析から活用について」と題した出前講座を高校1、2年生の希望者が受講しました。(2024/12/03)

会津大学上級准教授 富岡 洋一 先生による「身近に活用されている中学数学」と題した出前講座を中学2年生90名が受講しました。(2024/12/03)

会津大学短期大学部准教授 木村 淳也 先生による「誰かと向き合うときに気にかけてほしいこ」と題した出前講座を高校3年生の「生活と福祉」の授業を選択している14名が受講しました。(2024/12/03)

12月10日は中学生全学年を対象にスポット講義が開催されました。

「筆記体で書いてみよう」というテーマで英語のスポット講義を会津大学短期大学部教授 若林 達司 先生にしていただきました。


会津学鳳高校の特色・強みが良く分かる授業内容です。
会津地方の中心高校としてさらに高大連携を深化・進化させて欲しいです。



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