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【簡単あらすじ】DETECTIVEX CASE FILE#2 ブラックローズ(微ネタバレ)【道尾秀介/SCRAP出版】


「犯罪捜査を個人的に請け負い、解決に導いてくれるーー その情報だけを信じ、藁にもすがる思いで筆を執った次第です」


こんな手紙が『私』に届いた。

差出人の名前は、「緒方宗明」という記者。

読み進めると、緒方氏も参加したパーティーで、主催者であり有名な科学者が殺害され、さらにはパーティーに連れてきた、緒方氏の息子もその日から行方不明になっているという。

その依頼を受けた私は、文章・写真・動画や音声という大量の警察資料から、殺人犯の特定と行方不明者の発見、そして最終的に事件を解決に導くことに尽力する。



『はじめに』
突然強烈な寒波が押し寄せ、一気に冬になりましたが、「寒くて外出したくない」ということは、逆に言うと「室内での読書が捗る時期になった」とも言えますので、私だけでなく読書好きとしては良い面も多い時期ではないでしょうか。
衝動買い時期が中々終了せず、積読状態になりつつありますので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んだりした本の感想を書こうと思います。
この感想で、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いていますが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』を含む記載がありますので、その点にご注意ください。

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昨年の三が日にレビューしました、「DETECTIVEX CASE FILE#1 御仏の殺人」

の最新作です。

今回も、多くの時間を使うことが出来る正月休みに、じっくりと取り組むことが出来、無事に解決致しました。



私は一人で取組み、大体クリアまでの時間は3時間弱。
そして難易度は、前作よりも少し上がった感じがします。

特に、最終盤の謎は、恐らくですが、多くの方が公式のヒントサイトを確認する必要があるくらい難しい(複雑)なものだったと思います。

今作は、前作と比較すると

1.ヒントが資料にきちんと入っているものの、少し小さくて見えづらい

2.ある問題の回答に、読者自身に○○に関する知識が必要(私のようなおじさんには備わっていない知識でした…)

3.回答する際の単語がかなり狭い(=完全一致が必要/これは、作品の性質上仕方がない面もあるのですが…)

という少し気になったことがありますので、個人的には、前作の「御仏の殺人」をクリアしてから、本作「ブラックローズ」に取り組むのが良いと思います。

何だかんだ上記で細かいことをネチネチ指摘しましたが笑、今回も、「時間を推定する」という問題を解き、「キャリーケース」の謎を見抜いたときの達成感&高揚感はハンパ無かったです。

それと、女優の黒谷友香さんが主要人物だったことは、個人的にテンション上がりましたね笑

三作目を期待せずにはいられない出来でした!

皆さんも、正月休みに如何でしょうか?



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P206 - 人財教育/人事労務コンサルタント -
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