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【学校教育】学校の図書館に「まんが」を置くことはありなのか?【図書館/学校司書】
学校が読書の時間をきちんと確保しなければ、子どもに読書が定着しない時代になった
というニュースを読みました。
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いまや書店が一軒もない市町村は約26.2%、456自治体(出版文化産業振興財団〈JPIC〉調査)にのぼり、新聞をとらない家庭も増えている。
また文科省の「令和3年度社会教育調査」によれば、背景には、学校図書館を取り巻く状況や働く人の問題もある。
2023年度の公立学校の学校司書は、約86%が非正規職員で、また、配置率を増やすために1校専任ではなく、2校、3校同時に兼任している人もいる。
図書館はしっかり計画を立てながら、何年かかけて子どもたちが利用したいと思う、活用できる場所になる。短い雇用期間の限られた予算の中で、子どもたちが読みたい本を充実させたり、使い勝手のいい図書館をつくることはなかなか難しい。そして、短期間で司書が変わると、また図書館づくりはゼロから始まります。複数校を兼務している場合は、さらに難しくなる。
非正規職員の場合、短期間で学校の中の人間関係を構築するのも大変で、先生たちと信頼関係を築くのにも時間がかかる。長期でひとつの図書館に携わることができる正規雇用の図書館司書を増やすことが、子どもが利用したくなる図書館づくりの第一歩だといえる。
とのこと。
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図書館にマンガを置くことは、私はアリだと思います。
この件で、
マンガは教育に悪影響を及ぼすもので、どんな内容であっても全て適さない!
と考えている方は、多くの場合、数十年前の昔のマンガを想像していると思います。
私の学生時代には、
稲中卓球部
などという、まあ、絶対に子供には見せないほうが良いマンガがありましたが、笑
最近のマンガは、多くのマンガで、単純なバカさだけでなく大人を対象にしている内容になっています。
昔、多くの大人が絶対に見せたくない!と言っていた「クレヨンしんちゃん」ですら、映画版であれば大人も感動するような名作を輩出しています。
ですので、もちろん、中身の精査はしなくてはいけませんが、図書館にマンガはアリだと言い切れます。
記事に書かれていた、長年、高校で図書館司書を務め、共著で『学校図書館とマンガ』がある日本図書館協会理事の高橋恵美子氏によると、おすすめなマンガは、
『はたらく細胞』
『ゴールデンカムイ』
『鬼滅の刃』
地動説をテーマにした『チ。』
オカルティック怪奇バトル『ダンダダン』
千年以上生きる魔法使いのエルフがさまざまな人と出会い成長する『葬送のフリーレン』
世界の命運を賭けて偽装家族が極秘任務に挑む『SPY×FAMILY』
怪獣発生率が世界屈指となった日本を舞台にした『怪獣8号』
日本がワールドカップに優勝するためのストライカーを養成する『ブルーロック』
などだそうです。
このほかにも、以前ジャンプで連載されていた「Dr.Stone」のような作品も良いと思います。
また、外国語で書かれているマンガも良いと思います。
皆さんも洋楽を何となく聞きながら、英語を覚えたことがあるのではないでしょうか。
学生が様々な学問に興味を持ち始める入口に、マンガがなる可能性は高いです。
そう考えた場合に、「マンガは図書館においてはいけない!」と、一律で決めつけることは避けなければなりません。
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私が図書館にマンガを置くことに賛成する大きな理由が、
マンガを読みに図書室に頻繁にくる生徒は、もしマンガがなくなったとしても、違った本を読むことになる可能性は高い
ということです。
皆さんも分かると思いますが、一度習慣になったことは、そのまま続けることが多いです。
初めはマンガ目当てかもしれませんが、それが習慣になれば、その関連で他の書物も読むことになるのではないでしょうか。
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子供が「何に興味をもって」「何に向いているのか」というのは、中々見つけることが出来ません。
特に、最近は(良いことではありますが)、昔よりも子供に選択肢が多く提供されています。
ですので、興味を持つきっかけについては、出来るだけハードルを低くする必要があり、その一つがマンガを利用することだと思います。
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今回の画像は【りょーこ【グラレコ✖️理学療法士】】さんからお借りしました。ありがとうございます。
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