見出し画像

スパイス「ターメリック」

・ウコンの名で、有名なターメリック。中でも概ね「秋ウコン」をさす。
・飲み過ぎた時や胃腸の調子が悪い時などに効くとして、摂取するイメージですが、「肝機能の“促進”」に効果がある為、肝臓の仕事が軽減される訳では無く、お酒の弱い方が強くなる訳でもないので、要注意。

●薬効トピック

  • 抗酸化性(強)

  • 抗炎症性(強)

  • 肝機能促進

  • 殺菌作用

  • 抗アレルギー作用

  • 解毒作用

  • 月経調整作用

●主な栄養素

クルクミン

  • 強い抗酸化性と抗炎症性があり、アンチエイジング効果・胃液促進による消化不良改善・肝機能の促進効果があると言われ、健康や美容に有効な成分とされています。

  • 抗炎症性の鎮痛効果は、シップなどに用いられるイブプロフェンに匹敵するとの研究結果もある。

  • ポリフェノールの一種。

その他

カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウム、亜鉛、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCなど

●1日の接種量

1~3グラムが目安

●フードシナジー

黒コショウ

有効成分は、ペピリン。薬効作用のある食べ物全般に相性の良いペピリンは、辛味の素でもある。主な作用は、防腐や抗菌の他に、エネルギー代謝を上げて血流をスムースにし、血中濃度を高め、栄養素の吸収を促進する効果があると言われる。

●主な副作用 ※なに事も多用は禁物。

胃炎

胃酸を促進し、消化不良の改善に機能する為、スパイス単体での摂取や多量の接種は禁物。
胃潰瘍の方は厳禁

肝機能障害

冒頭の通り、肝機能の補助ではなく“促進”である為、肝臓へ補助的に仕事をし易くしているだけで、肝臓への負担を無くした訳ではない。
また、栄養素の1つである鉄分も多用は肝障害を引き起こす原因とされる。
前提として、アルコール分解酵素(ALDH2)量もとい、身体の解毒作用(代謝スピード)は遺伝由来が決定的で増加しないので、無理せず自分の許容量を把握しておくのは重要。飲み会対策は「肝臓水解物」がオススメ。

血液凝固反応

手術や服薬などで、血液希釈剤を摂取されている方は注意が必要。
術後2週間以上、控えるなどの記事がありますが、事前に医師への確認を勧めます。

●レシピ

  • カレー

  • マヨネーズ ←Recipe Link.

  • チャイティー

  • ナシ・クニン(インドネシアのターメリックライス)※めっちゃ美味しい。

●参考

ウコン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウコンと肝障害について

東邦大学医療センター大森病院 臨床検査部


いいなと思ったら応援しよう!