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子どもへの声かけのヒント
はじめに
こんにちは。そして、はじめまして。
ヒカルと申します。
社会福祉士・精神保健福祉士として、これまで色々な生きづらさを抱える方の相談や支援に携わってきました。
プライベートではASD傾向強め中1男子の母をしています。
これまで経験してきた専門性に基づくことや、実際に子育てのなかで経験してきたことなどをシェアしていけたらと思っています。
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今回は、お子さんへの声かけのヒントになりそうなことをお伝えしていこうと思います。
こんな場面、ありませんか?
たとえば、ASD傾向の強いお子さんには
「新しい場面に戸惑うことが多い」
「SOSを出すことが難しい」
ということが多いかと思います。
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大人から見ていると、どうして困っていることを言わないのかな、ともどかしさを感じることも多いのではないでしょうか。
「言わなきゃわからないんだよ」と思わず言ってしまいそうになることも、私もたくさんありました。(言ったことも多々あると思います…)
ただ、ASD傾向を抱えているお子さんや、困っていることを言葉にすることが難しいお子さんにとっては「そもそも誰に、何を言ったらいいのかがわからない」という高い壁があるのです。
「~~してみられそう?」と声をかけてみよう
たとえば、保育園や学校で何か困っていることがありそう。
ただ、言葉にするのもなかなか難しそう。
そんな時に、こんなステップで声掛けをしてみるのはどうでしょうか。
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① 今、あなたはこういう状況で困っているように見えるよ。(状況の確認・整理)
② そういう時には、先生にこんな風にお話ししてみる方法があると思うよ。(提案)
③ 先生にお話ししてみられそう?(意向の確認)
この③がとても重要です。
お話「できる?」(可能かどうかを聞く) でもなく、
お話しして「みようよ」(提案する、促す) でもなく、
お話しして「みられそう?」という表現で聞くこと。
子どもの意向を確認するというのは、「子ども自身が可能かどうか考えて、やるかどうかも子ども自身に委ねる」ことで、
「子ども自身が考えて自分で選ぶ」
つまり、子ども自身に主導権を持ってもらう、ということです。
(また、たとえば「やってみられない…」という返事が返ってきたときには「どんなところを心配に思うかな?」とより深く掘り下げていったり、
「どんなことを手伝ったらやってみられそうかな?」ともう一歩踏み込んだお手伝いが必要かどうかも聞きやすいかな、と思います)
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どんな小さなことでも「自分で考えて、決めて、選ぶ」ということを繰り返すことは、子ども自身の「やってみた!」という体験や気持ちを積み重ねていくうえでもとても大切なことだと思っています。(
「できた!」ではなく「やってみた!」なことが重要なのですが、これはまたの機会にお話しできたら…)
おわりに
こだわりが強かったり、周りと関わったりしていくことが不安で、定型発達のお子さんたちよりも、色々な経験を積み重ねていくことがゆっくりなお子さんたち。
そういったお子さんと向き合っていくなかで、少しでも日々を平らかに過ごしていくために、また、お子さんたちが少しでも生きやすくなっていくようなヒントをお伝えしていけたら、と思います。
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。