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ポートレート撮影 作例の紹介 (滾る感情を吐き出す)その22

■ 都市部雑踏でのポートレート撮影って難しいですな

私は、カメラマンと被写体、どちらにも言えることですが、どんな生い立ちや考え、職業、極端にいえば犯罪歴があったとしても、カメラの前では平等だと考えています。それは、シャターと押すカメラマン、センサーに焼き付けられる被写体、どちらの「想い」や「情念」、「バッググラウンド」すら、一切「写真には映らない」と考えているためです。

だからこそ、これまでの撮影では誰が被写体でも、「透明感」をテーマに撮影してきましたつもりでした。そして、あえて、滾る感情を吐き出すシリーズ20では、mode:αとmode:Ωに分けて、普段は撮影しないであろうテーマにも取り組んでみたつもりです。これは、この記事を読んでいる数名の知人でもあるプロカメラマンからも指摘されたことでした。シリーズ20 mode:Ωだけはコンセプトを変えてきたな、と。だからΩなんでしょうが。

※同じタイトルで両極端なmode:αとmode:Ωに分けたのは、最近激ハマりしている「Imperial Circus Dead Decadence」のオマージュです

しかしながら、今回はあまり時間がなかったこともあり、短時間の間にmode:αとmode:Ωを行き来するような撮影となりました。まあ、時間がなかった理由はお腹が空いていただけ、なんですが。

■ 同じモデルで5回目の撮影ははじめて

モデルは、その16と19、20、21でもお願いした、まきちゃんです。

これまでのnote記事でも書いてきたように、まきちゃんと撮影する際には、まきちゃん側から色々な提案があり、自分の引き出しにないアングルや画角を要求されることも多く、戸惑うこともあるのですが、まだまだポートレート撮影を初めて1年未満の自分が自分の殻を持っても仕方がないので、吸収する機会だと捉えています。

コミュ症の私からみて、コミュニケーションモンスターのまきちゃんだから受け入れることができていると感じていたのですが、短期間に5回も撮影したことで、このバケモノじみたコミュ力の秘密も感じることができました。ほんの少しだけではありますが。

■ 撮影機材紹介

<使用機材>

Camera:SONY FX3

Lens:SONY FE 24-105mm F4 G OSS

Filter:TOKYO GRAPHER OPF 480-L

    NiSi TRUE COLOR ND VARIO

    NiSi SWIFT BLACKMIST 1/4

CFExpressA:NEXTORAGE NX-A1PRO 160GB

SDXC:SONY UHS-II TOUGH SF 560GB

Cage:SmallRig 4184
Strap:Peak Design SLIDE LITE

Tripod:Ulanzi TT09 VideoGo F38

Camera Bag:Manfrotto Manhattan Mover 30 BackPack

今回は都市部雑踏での撮影ということもあり、Hollyland Mars M1 Enhanceやトップとサイドのハンドルは装着せず、外部モニターはスマホにしてみました。

自分にとってはかなりシンプルなセッティングにしたつもりでしたが、まきちゃんには「いままでが大袈裟だから自分だけがシンプルに感じるだけで、スマホ付けてる時点で周りはそうは思わんやろが!」と言われました・・・。

今回のセッティングはこんな感じ
我ながら、かなりシンプルな機材構成だと思うのですが

・Camera:SONY FX3

・Lens:SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art

・CFExpressA:NEXTORAGE NX-A1PRO 160GB

・SDXC:SONY UHS-II TOUGH SF 560GB

・Filter:NiSi TRUE COLOR ND VARIO

・Filter:NiSi SWIFT BLACKMIST 1/4

・Cage:SmallRig 4184

・Strap:Peak Design SLIDE LITE

・Tripod:Ulanzi TT09 VideoGo F38


・Camera Bag:Manfrotto Manhattan Mover 30 BackPack

■ 作例紹介

この日の1枚目のカット
瞬間的に表情の作るスピードが、
私が本業で接しているプロモデルに匹敵する気がしている
このカットはオフカット寄りのアリ
マフラー芸
普段の撮影では、
背景に奥行きがあるロケーションを選びがちなので、
いろいなチャレンジをしているのです
全く感じないと思いますが
こちらが「SMILE!」とオーダーしたときの
スピード感たるや!
カメラ目線の笑顔は避けてきたつもりだったのだけど、
構図とともに作風が変わってきたと実感している
これも意図的に日の丸構図にした1枚
まだ自分の血肉になっていないと感じている
「はにかんでみて」とオーダーされたとき、
こんな表情できますか?
2の前でダブル2(ダブルピースではない)
自分からは絶対に撮らないカットだけど、
まきちゃんの感性に少しづつ慣れてきた気もする
強めの目線をオーダー
自分は「流し目」が好みなのだと実感した
またもや日の丸構図
自分の血肉にしていく作業
SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Artの凄さを実感したカット
色々と後加工もしているけど、
背景のボケはレンズのチカラ
ここから徐々にmode:Ω
mode:Ω
周囲のライトを見て、
何も言わずに瞬間的に方向性を変えてきた
これもmode:Ω
口の開け方で退廃感を表現
(していると思われる)
スローシャッターで周囲を流してみる その1
この日は85mmしか持参しておらず、
本当は広角で撮りたかった
スローシャッターで周囲を流してみる その2
次はバルブシャッターにチャレンジしたい

■ 最後に

ポートレート作例紹介第22弾をご覧いただき、ありがとうございます。

このアカウントでは、映像・デジタルコンテンツ制作会社の代表兼プロデューサー/プランナーが、自らポートレート撮影のカメラマンとしてクライアントワークを受注することを初期目標に設定し、新規事業化を目指すべく、ポートレート撮影の作例をあげていきますので、よろしくお願い致します。

そして、こちらのnoteと同じく、ポートレート撮影の作例をあげていくInstagram アカウントも開設しました。是非ご覧になってください。https://www.instagram.com/resonance_portrait/

よろしくお願い致します。

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