【ざっくリサーチしき #15】 「このデータは、誰のデータなのか?」のざっくりとした知識
「目の前のデータは誰のデータか?」のざっくり知識
ビギナーの方々に、ざっくりとした知識をお届けするシリーズ の第15弾。
生活者リサーチでは、量的でも質的でも「データ」を扱います。
このデータは、当然、生活者やユーザーから提供いただいたものや、マーケットデータになるわけですが、そのデータについて、どういう集団や個人データなのか、本当に理解できていますか?
今回は、リサーチにおけるデータについて、ざっくり解説します。
目の前にあるデータでも、今から取得しようとしているデータでもいいですが、そのデータが、一体のどういった方のどのようなデータか、あなたは話すことができますか?
リサーチではデータを取り扱いますので、リサーチャーは、データについて知っておく義務があります。(「知っておく必要」ではありませんよ。「知っておく義務」です!)
上記の図は、私が作ったものです。
リサーチャーが操作するデータ(理解したり、分析したり、取りまとめたりするデータ)というのは、実は、一番真ん中の「操作対象」のデータになります。
「操作対象」になる前に、かなりの階層があることがわかると思います。
つまり、「操作対象」のデータというのは、多くのフィルターを通ってきたデータであるということです。
このことを認識せずにデータを扱うと、扱っているデータが絶対的なデータであるなど、勘違いする可能性があります。
一方で、上記のようにフィルターを通っているからといって、扱っているデータが全く使えない歪んだデータということでもありません。
大事なのは、「リサーチの目的」と「アウトプットの確らしさ」です。
(この辺りは、また別途記事を作成予定です。)
データを信じすぎず、疑いすぎもせず、目的に応じて、最大限努力したデータを、フル活用することが、非常に大事です。
最大限努力してデータを集めたり、扱ったりするために、データ・リテラシーが必要です。
その一助として、上記の図を、ぜひ用いてみてください。
今回は、扱っているデータの基本的なことについて、ざっくり解説しました。
上記のように、自分が扱っているデータは、そもそも、どういうデータなのかについて理解しておくことは、データの分析や理解、またアウトプットに対する責任という観点でも、非常に大事です。
より詳細を知りたい方や、実際にリサーチを検討されている方で相談されたい方を、ぜひ、お気軽にお声かけください。
ご相談は、もちろん無料です!
https://www.tads-research-supports.com/
本記事も読んでいただき、ありがとうございました。