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『Everything』と『DOWN TO HEAVEN』

 今抱えてる仕事が無事済んだらライブに行きたいと思っている。“NOT WONK”のライブのゲストアクトとして私が度々取り上げている“THE NOVEMBERS”が出るんだ。参加したいんだ。

 まるで死亡フラグのような台詞だが、なんとなるだろう。別に結婚したりするわけではないし。相手もいないし平気。

 さてさて、この記事ではノベンバが2019年にリリースしたアルバム『ANGELS』の先行配信シングル2曲をレビューしようとして半年以上下書きのまま放置していた記事だ。このまま地蔵するのももったいないのでいい機会だし蔵出しをしようと思う。

 ではいくよ!『Everything』と『DOWN TO HEAVEN』の2曲は前述のアルバムが出るにあたって先行配信された作品だが、ビックリするぐらい作風がかけ離れているのが特徴だ。

 これが同じ人間から生まれた作品なのか?と疑いたくなるような明暗。どちらもノベンバの進化を象徴するような作品なので触れてみてほしい。

『Everything』

天使が咳をしていた
少し苦しそうに
ぼんやり僕を見て
遠い空から来たわけじゃない
高い塔から落っこちて来ただけ
『Everything』作詞:小林祐介

 こっちが明暗の“明”担当かな?

 やわらかい朝の日差しのような美しいバラード。讃美歌のような透き通ったボーカルにそっと寄り添うピアノの旋律。そして各歌メロの節目で緩やかに泳ぐようなベースが入ってとっても心地が良い。

 “目に映るものがみな”で歌が一瞬ピアノとシンクロしてサウンドスケープが広がっていく快感。まるで天国で鳴っているような音達だ。目覚ましをかけないで目覚めた爽やかな朝に触れたい素晴らしき一曲だと思ってる。


『DOWN TO HEAVEN』

今、いったい何が起こっているのかわからないけれど
ついさっきまで歌っていた小鳥が落ちていきます
飽きもせず、今日も何かが欲しくてたまらない
『DOWN TO HEAVEN』作詞:小林祐介

 うってかわってこっちはヤバい。というか怖くて危ない。

 タイトルの元ネタは森博嗣による小説『ダウン・ツ・ヘヴン』だろうか?

 何がどう鳴ってるのかよくわからないビートと金属音が地獄のようなサウンドを生み出している。ナイン・インチ・ネイルズ等のインダストリアルロックが好きな人なら間違いなくハマるだろう。

 絶妙にノれない不可解なビートに乗って冗談みたいな韻を踏んだ日本語ラップ(?)をがなり立てる小林の狂気がヤバい。語彙力なんとかしろよと思うがヤバいもんはヤバい。特に終盤は再生した空間がキ○ガイじみた地獄絵図に変貌してしまう。

カーステレオで流して1番評判悪かったのはこの曲だ。

簡易包装の輪廻転生
因果応報に順次対応
百鬼夜行の阿鼻叫喚に
吐いたブルシット、しらみつぶし
『DOWN TO HEAVEN』作詞:小林祐介

 マジで悪い冗談のような韻文だが世界観そのものを表している。何を歌っているのかよくわからないが、歌い出し等の節々を読むと10年前のアレを歌ってるんじゃないかなあ?と邪推してしまう。私が勝手に思ってるだけ。

 ライブでも発狂!!殺気マシマシ。この時、体調悪くて本調子じゃなかったと本人が言ってましたが嘘でしょ😇

 というわけで好きな曲を振り返ってワクワクしているのだがさっきガストでしらすご飯を食べたら胸焼けがすごい。息が苦しい。レモンの酸味にやられたのか?果たして回復するのであろうか??

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