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北大大学院生×京都大学学生×北大研究者×おしょろ丸×北極で北大定例記者会見!【レポ】
なんとも盛りだくさんで贅沢なタイトルのレポートとなりました。
2023年9月21日(木)に行われた、北海道大学の定例記者会見の様子をご紹介します。
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おしょろ丸の北極航海。今回の航海は、全国から文系理系問わず参加申し込みが可能な「公開実習」でした
令和5年度9月の定例記者会見の発表内容は、「水産学部附属練習船おしょろ丸が5年ぶりの北極航海から帰港~55日の航海から得られた成果を乗船者が報告~」。
北大水産学部附属練習船おしょろ丸の北極航海についての報告です。
今回の北極航海、「洋上のキャンパス」として、人材育成も目的としています。なんと今年の航海では、水産学部の実習学生や研究調査のための大学院生・研究者に加え、全国の文系学部を含めた学部学生からも乗船参加が可能な「公開実習」を初めて実施しました。
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左から、北大の水産科学院 修士課程1年 北村 もあなさん、水産科学研究院 准教授 上野 洋路先生、北極域研究センター 准教授 大西 富士夫先生。そして、一番右は、公開実習に応募して参加した京都大学教育学部3年生の永井 光洋さん
北極航海についての発表記事や詳細はこちら
洋上ならではの苦労やハプニング、ご自分のキャリアについての気づき
会見では、今回の航海の目的や概要に加え、はじめて乗船した2名の学生からは、練習船に長期間乗船しながら活動する場ならではの苦労や楽しさ、スマホも通じない3週間の生活でのコミュニケーション、ご自分の進路についての気づきなど、多様な気づきが報告されました。
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コロナ禍で水産学部生活を送ったため、乗船実習自体がはじめてで、絶対に参加したかったんです!と、会見後のインタビューでお話してくれました
北村さんは「温暖化について学びたい、解決したい。データの見方に新たな視点を取り入れたい」と、参加を志願。
北村さんは、大学院の学生として研究・学業を行いながら、起業して、食料安全保障と気候変動の問題に取り組んでいます。
今回の航海を通じて、「知っている」と「体験する」には大きな違いがあった、と報告し、自身の研究スタンスへの活かし方や、卒業後のキャリアにもこの航海での学びを活かしたいと語ってくれました。
(参考)Floatmeal株式会社
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永井さんは、教育学部で教育行政学を学んでいる文系の学生です。大学1年生で履修した一般教養の講義や、文部科学省の動画などを通じて。北極の今や極域研究の今を実際にみてみたい!と、公開実習に応募したとのこと。
スマートフォンも通じない3週間の洋上生活で、いくつものタイムゾーンを行き来することで時間の感覚が柔軟になったことや、対面でのコミュニケーションに集中できたことなど、洋上ならではの生活についても報告してくれました。
今回の航海を通じて、海洋と教育をつなげた海洋教育学者としてのキャリアに興味をもったとのこと。大学院進学も視野にいれながら、学びを続けていくとの決意が!
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研究と教育と人材育成と おしょろ丸がハブに
はじめての取組となった公開実習。
当日会見に参加した記者の皆様からも、たくさんの質問がありました。
上野先生、大西先生ともに、これから検証や検討を行いながら、ぜひ今後も、研究と教育と人材育成の場として続けていきたい、と思いを述べていました。
みなさま、本当にお疲れ様でした!!
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左は当日の司会を担当した、広報・社会連携本部の南波直樹部門長。
背景バックパネルは、北大創基150周年仕様の特別バージョンです!(創基150周年記念ウェブサイトはこちら)
編集後記
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LASBOS詳細はこちら
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北海道大学水産学部ウェブサイトに詳細記事が掲載されました!
定例記者会見報告はこちら