キャッチボール
休日にキャッチボールができるならあなたはきっとしあわせでしょう
キャッチボールができればそれで最高の休日だった。ひとりで壁当てをするだけでは感じられない喜びがそこにはあった。ボールを投げたら、生きているボールがちゃんと返ってきた。強すぎるボールが嬉しい。取れないボールが愛らしい。ボールが弾むとき心も弾んでいるのがわかった。太陽ってこんなにまぶしかったっけ、ボール見えないじゃん。もうどっかいっちゃったよ。一緒にボールを探す時間もキャッチボールです。ああ、そうだった、休日にキャッチボールができたらそれで、最高の人生なんだな。