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ベンチマークを設けていないのなら”アクティブファンド”と呼ぶ必要がないので、ZETTAIの観点からパフォーマンスを測るための表をつくってみました
投資家のrennyです。
株式投資歴は20年超ですが、日々色んなことを考え続けています。
そんな僕が今年のテーマにしているのが ZETTAI です。
ZETTAI とは相対ではなく「絶対」。つまり、何かの基準(資産運用の界隈でいうベンチマークですね)を設定して、それとの優劣で評価を決めるのが”相対”となります。
オルカン、S&P500等の株価指数に連動するインデックスファンドは”相対”です。なぜなら、対象とするベンチマークにどれだけ近接した成果が出るかどうか、そこに存在意義があるからです。
そして、アクティブファンドという概念も”相対”と言うことが可能と考えています。比較対象となるインデックス、ベンチマークがあるからこそ「アクティブファンド」になるからです。
僕がこの数年、毎月、買い増している投資信託の目論見書からです。
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ご覧の通り、こう書かれています。
ファンドにベンチマークはありません。
この投資信託に限らず、僕が毎月買い増しているファンドの多くは、同様にベンチマークを設定していません。
ここで問いが生まれます。
なぜベンチマークが無いのにアクティブファンドなの?
比較対象を設定しないのだからアクティブファンドって捉えなくてもいいんじゃないか!?ということになります。
何が言いたいか、というと、ベンチマークを設定していない投資信託には別の概念、そして運用成果を測る枠組みが必要だ!ということです。
ベンチマークを設定していない投資信託の運用成果を測るのが「絶対」=ZETTAIです。
ZETTAIをごく簡単に表現すると、5年、10年保有したら元本は何倍になるかしら?という問いに答えるものです。
ある期間の運用成果をこれからも維持できたら「x年保有していたら元本がy倍に」という考え方です。
表にすると、こうなります。
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縦が年率換算の成果を、横が経過年数です。
例えば 年率7%で10年保有していたら1.97倍になるということですね。また年率4%でも20年保有したら2.19倍と2倍超になります。72の法則ですね。
ZETTAIの考え方、おわかりいただけたでしょうか。株価指数と比べるのではなく、この成果なら絶対的に何倍になるのか、を考える。これがZETTAIです。
こうした考え方を元にして計算し始めたのがZです。2025年1月末版を現在、追加中です。
Zがどんな風に変化していくのか、個人的にはとても興味深いと考えています。
サブスクメンバーの皆さん限定で、もう一つ表をご用意しました。
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