『社長の言葉はなぜ届かないのか?』(著・竹村俊助さん)を読んで:”情報”ではなく”コンテンツ”を目指さなきゃ、と動機づけされました
#社長の言葉はなぜ届かないのか の41ページにある図です。
冒頭の楠木建さんのコラムでいくと、競争市場=モノ市場、資本市場=カネ市場、労働市場=ヒト市場 ということになりますね。
で、この図にはこんなことも書かれています。
「経営者」そして「会社」。市場にどう認知されたいのか、市場の中のどんな人たちと関係をつくり、そだてていきたいのか。
本の120ページからです。
この本を読んでみて、僕が考えさせられたのは「主語」なんです。「主語」は誰であるべきなのか。
というのも、竹川美奈子さんがこんなことを書かれていたからです。
鎌倉投信の鎌田さんのnote記事についてのご意見です。紹介されていた鎌田さんの記事はこちらです。
竹川さんのご意見も確かに理解できます。
ただ、この本を読んでみた後、この鎌田さんの記事を読んでみると、そして、鎌田さんのこれまでの記事を読んでみると、こう感じました。
鎌田さんがnoteに書かれているのは コンテンツ だと。情報ではなく「コンテンツ」。
この本で”コンテンツ”はこう定義されています。
鎌田さんのnoteの記事、毎回、楽しみにしています。楽しみにしている理由の一つは、毎度、何かしら心が動かされているからなんだと思います。
鎌田さんの記事が「コンテンツ」である限りは、鎌田さん個人として、一人の人を主語にした方が良いのだろう。
「コンテンツ」の対概念的な「情報」であれば、主語は会社で構わない。
そういう整理で腹落ちした感じがあります。
社長・経営者の発信に限定されない本です
さて、この本、タイトルこそ「社長」とされていますが、発信、コンテンツづくりという文脈でいうと、そこに限定されていません。
個人の発信、コンテンツづくりにも大いに参考になります。
僕自身の発信を振り返ってみました。
ここ最近「情報」の方にドンドン偏りすぎていて「コンテンツ」という意識が減っちゃっていたなあ、という気づき(というか反省)を得ることができました。
また256ページからの「いいタイトルかどうかのチェックリスト」は、タイトルに苦手意識のある僕にとって、大いに参考にしたいものでした。
この他にも多くのヒントを頂けましたー 読んでよかったです!
もう一つよかったことです。
本を再編集された記事を著者の竹村さんがnoteの「コンテンツ」として発信されています。
#noteさんの株主 の一人として大変心強く感じました。
この本、Kindleで読んだのですが、ハイライト等の機能がありません。ということで本をそのままスクリーンショットして貼り付けさせてもらいました。
コンテンツの話に戻ると、”何かしら心が動くもの”ということなのですが、読み手さんの心が動いてくれるかどうかはわからないな、とは思ったりします。であれば、書き手である自分の心がどう動いたのか、を描いていくべきなんだろう、と悟りました。
僕の場合、その対象の多くは、自分の保有している株式や、毎月買い増している投資信託です。それらの対象を前にして、どこに、どの箇所に興味が掻き立てられたのか、もっと知りたい、これからに期待が膨らんだのか、そんなことをもっと具体的に表現すれば、より「コンテンツ」らしくなるのかもしれない。そんな仮説に至りました。
以前はその意識をそれなりに持っていたのですが、最近、少しそこを忘れてしまっていたのは大反省です。いろいろ慌ただしくて、ちょっとずつになってしまうのですが、ちょっとでも「コンテンツ」っぽい発信ができるよう意識しなきゃ、です。
「情報」ではなくて「コンテンツ」だぞ
✂️✂️✂️
追記
↑で記事をご紹介した竹川美奈子さんからこの記事にコメントを頂戴しました(コメントをご覧ください)。
鎌倉投資さん、公式noteを開設してはどうか、という提案。
確かに、鎌倉投信さんの公式サイトは内容がとても充実しています。加えて、発信の多くに「コンテンツ」感があることから、それらがnoteでも発信されていれば、違ったリーチ、思わぬ想定外の出会いが実現するような気がします。
https://www.kamakuraim.jp/yuibiyori/
note の「街」に、鎌倉投信さんとしてお店を構えること検討してもらえたらなあ、と僕も思います。工数が増えるでしょうし、会社としての公式アカウントだと色々調整が必要なんでしょうけれど。
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