株式投資が大衆化するための教育
まろさんのブログ。
https://pixy10.org/archives/post-6504.html
これをヒントに、私の感想を。
中学・高校の社会科
とくに大学受験では歴史(日本史・世界史)が重視され、
政治・経済の科目もあるが一段下に位置づけられているように感じる。
確かに。私も日本史・世界史で大学受験しました。遥か昔のことですが。
自身の受けた教育を振り返ると、学校で学ぶ歴史はほぼ99%「政治史(外交史)」だったと思います。為政者が誰か、と王朝(幕府も王朝みたいなもんでしょう)の移り変わりを追っていく。その王朝が変わる際の、経済的な背景も触れられていたような、、、記憶はおぼろげ。こうした為政者史を学んでいると、「お上はえらい」(あるいは、逆に「お上はダメ」)みたいな刷り込みが起きているように思われます。
こういうお話を聞く、学べると良いのですが、学校ではなかなか難しいでしょうね。難しいついでに言うと、現代史を学ぶ段階になったら、企業の歴史を対象にする、とか有益だと思うんですよね。
https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/data/overall_chronological_table/1867.html
日本には長寿企業が沢山存在しているわけですし。
大学の一般教養科目
学部を問わず必修科目として、会計の基礎を学び、企業のお金の流れを学ぶ機会を用意するべきだ。
賛成です。
9年前にブログに書いています。
http://renny.jugem.jp/?eid=1446
大学と言わず早い時期に、会計、複式簿記の大枠を掴んでおくことはとても大事ですね。
会計の大枠を掴んでおくことができれば、就職活動の企業研究の際、非常に役立つはずです。今振り返ってみれば、私の就職活動の頃はWEBを使うなんてことが無かったので、財務面、業績面から企業研究なんて考えたことも無かったなあ、って。
運用会社の役割
自らの投資哲学や投資先企業の見方など積極的に開示し、個人投資家を啓蒙するようなアクティブファンドが必要だ。
確かに、非常に大きな役割を果たせそうです。が、その可能性を認識している(と感じさせてくれる)運用会社は、ごくごく僅か、圧倒的少数派です。
私が毎月更新を楽しみにしているファンドの月次レポートをご紹介します。
https://www.sparx.co.jp/mutual/uploads/pdf/gen.pdf
https://www.ja-asset.co.jp/fund/140829/pdf/2019/04/pdfg140829_201904.pdf
https://pskimst04.blob.core.windows.net/wpmedia/b7a8c5447612d58836a252030103844d.pdf
それぞれに特徴があると思いますが、共通しているのは、投資先(投資候補先)について、「こんな調査、分析、評価をしていますよ!」という点が具体的に述べられていることです。
こうした内容は「株式投資って?」を自分で考える際に、非常に有益なインプットになると私は考えています。
ですから、「株式投資って?」を自分で考えられるような、そのヒントを与えてくれる運用会社のレポートが、もっと、もっと、増えて欲しい。株式投資の意義、可能性が大衆化するためにも。
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