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インデックスファンドを上回るリターンを目指す、という理由でアクティブファンドを選ぶのは不毛だと思う。(個人の感想です)

こんなツイートを見かけました。

アクティブファンドの「目的」という話であれば、「インデックスを超える成果を目指す」ということになるかと思いますが、

確かにアクティブファンドの目論見書等を見ると、ベンチマークを設けているファンドは、そのベンチマークを上回ることを目指すと表明しているはずです。ただ、ベンチマークになっているインデックスを上回る、とすると、そのファンドマネジャーは株価(「価格」)を追いかけることになると想像します。しかし、価格なんて気まぐれです。価格がどう動くかに細心の注意を払ったところで、それを上手く見抜けるかというとホンマ?と思ってしまいます。もちろん、この手のファンドマネジャーが上手く立ち回る可能性も十分あると思いますし、それが一定期間継続することだってあると思います。ただ、5年とか10年のスパンでそれが可能なファンドマネジャーがいるかは甚だ疑問ですし、仮に存在したとして、5年前、10年前に「この人!」ってことは分かりっこない、と思います。

ですから、インデックスを上回るリターンを、ということでアクティブファンドを選ぼうとすること、それそのものが不毛だと思うのです。(あくまで、個人の感想です。)

私は現在、新たに自分の資金を投じている先は、全てアクティブファンドです。おそらくですが、今後、インデックスファンドを追加で買い増すことはありません。
しかし、アクティブファンドを選ぶ理由は、インデックスを超える投資成果を求めているから、ではありません。

「このファンドマネジャー、このチームの皆さんが選んでくれる投資先の会社の関係者(多くの場合、株主)になりたい」と感じられたファンドにお金を託しています。株価ではなく、投資先の「価値」を見極めて投資判断しているかどうか、それが日々の情報提供で感じられるか、が私のファンド選びの基準です。だから、アクティブファンドにベンチマークが有るか無いか、なんて、どうだっていいんです。長い期間保有して相応のリターンが返ってくればOKです。株価指数、インデックスファンドとの勝ち負け、優劣には大きな関心はありません。事後で比較することはあるかもしれませんが、大事なことは2つ。

●「価値」ある会社に投資できているかどうか、
●ファンドの投資先の会社が持続的に「価値」をつくれているかどうか、

この2つに尽きます。

ファンドのパフォーマンスを、「価格」の動きを示すだけの株価指数、ベンチマークと比較したところで、それは何一つ分からないわけですから。

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renny | 投資家
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