キンカン

掌を蚊に刺されてかゆい。

蚊には滅多にさされることなんかない。
蚊がいないところにいるだけかもしれないし、
俺がいると蚊がいなくなるだけかもしれない。

とにかくその滅多が今起こったわけで、宝くじが当たる前兆なのかもしれないと感じている。

で、蚊に刺されない、ということで、蚊に刺される血液型ランキングを調べてみた。

すると蚊にめった刺しにされるのはO型らしい。もうめった刺しのめっためただ。可哀相だが仕方がない。

人数の割合が多いから蚊の方も見つけやすのかもしれないが、刺される、ということはまあまあそれなりの納得する理由があるものだ。さっき見ていた加藤剛主演の「大岡越前」で白装束の少年とその姉が「父上の仇、覚悟～」と言って短刀を持って人相の悪い男に飛び込んでいった。そう、ちゃんと理由があるのだ。

その次はB型。うーん、いかにも刺されそうである。いや、蚊にも烏賊にも刺されるわけではない。いやいや、蚊でも烏賊でも刺したいと思う者／物は少なくないかもしれぬ。それがB型だからだ。王様B型は、民百姓に慕われればいいが、そうでなければ…ね。ギロチンにかけられないように気を付けてほしい。

そしてその次にAB型なんだそうだ。ただでさえ少人数の天才ABの血を見つけられる蚊は優秀に違いない。優秀で幸運だ。しかし俺を見つけるのはもうやめてほしいものである

そして蚊からさえ好まれないのが、あ、言い方が間違った。蚊にさえ避けられるのが、あ、言い方間違った。日本語は難しい。まあとにかくA型の血は不味いというのが、蚊たちの共通認識だということらしい。あんなに人数が多いのに、蚊も嫌なモノは嫌だ、という事だ。

しかしながらキンカンはよく効く。あんなに腫れていたのにもう跡がよくわからないまでになった。キンカンナイス!