あの頃は良かった。
今日と明日は「桜祭り」で書のデモンストレーションをやる。
出番は午後2時過ぎからなわけだが、初めて行く場所だから緊張感がある。
デモンストレーションでは「さくらさくら」の歌詞を書くのだが、何より2番の歌詞に馴染みがないので午前7時現在では文言は頭に入っていない。
言葉が頭に入ってこない。全然入ってこない。
脳が故障しているのかもしれない。
今日はその前に、来月チャツウッドのモールでの「春祭り」に出演するRENCLUBの子供たちのライブ書道パフォーマンスの合同練習の一発目をこなさなければならない。
初めての合同練習だから緊張感がある。
午後の自分の本番のために「さくらさくら」を覚えなければいけないのに、こっちは「春の小川」だ。
混乱しかしない。
こんなの本当にやめてほしいのだが、曲を決めたのは何を隠そう俺自身である。「自分で自分の首を絞める」とはこのことかもしれん。いや間違いない。
さらに桜祭りの後には、ブレスレットのメンテナンスのためにお店に伺うのだが、初めて行く場所なので緊張感がある。
今朝は早起きして夏目漱石の草枕の冒頭を手本書きした。結構長い。
夕方家に帰ってからは締め切りの作品にかからねばならない。
こんなに色々あるとストレスで甘いものの接種が増えて激太りするのでやめてほしいのだが、スケジュールを入れたのは何を隠そう俺自身である。
「自分で自分の首を絞める」とはこっちのことかもしれん。
…というような忙しい日が実際に過去にあった。
忙しさを書きたてながらも随分と楽しそうである。
週末土日を入れたら、4日間、
月曜も火曜も生徒が一人も教室に来ていなかった。恐ろしすぎる。
このままどんどん生徒が減っていけば… 考えたくない。
春も夏もイベント今年は悉く中止になった。
俺の仕事は…。仕事を、仕事をください。
ああ、あの頃は良かったなあ。
忙しいって文句言えたもんな。
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