ニューヨークの風景 リバティー州立公園を散歩
5/16(土)のニューヨークは晴れ、最高気温25°。
この上ないお散歩日和なので「リバティー州立公園(Liberty State Park)」に行ってきた。
リバティー州立公園はニュージャージー州ジャージーシティに位置する広大な公園。
ニュージャージーでは一時閉鎖されていた公園が徐々に再開している。
ランニングやレンタルサイクリング、芝生にレジャーシートを敷いてピクニック女子会、釣りなど、各々のおそと時間を満喫。
6フィート(2m)のソーシャルディスタンス厳守が規制緩和の条件。
feet(footの複数形)の数え方って足何個分って意味なんだけど、1 foot = 30.48cm。ちょっと大きい。
ニューヨーク湾に沿った遊歩道を歩くと、昔の移民局があるエリス島(Ellis Island)が見える。
かつての移民は必ずここを通って入国したので、アメリカ人の5人に2人が、エリス島を通ってきた移民を祖先にもつらしい。
今は博物館になっていて、ウィルスミス主演の映画「HITCH(最後の恋のはじめ方)」でヒッチとサラが初めてデートした場所でもある。
見えている茶色の低い建物は移民専用の病院。
入国時に感染病の疑いがあった移民たちはここで隔離された。
なんとなく、成田空港に設置された段ボールベッドを思い出した。
歩き進めると自由の女神の背中に近づく。
この銅像を見て「自由の国に来た」と歓喜するのも束の間、エリス島で通関できず家族と離れ離れになることも。
「希望の島」またの名を「嘆きの島」。
Uターンして反対側へ行くと、エリス島に繋がるフェリー乗り場に着く。
今は閉鎖中のチケット売り場兼ミュージアム。
ハドソン川を挟んで一面に広がるのはロウアーマンハッタンの街並み。
以前クロアチアに住んでいた親友が「景色にヨットが入ると一気に絵になる」と教えてくれた。納得。
グラウンドゼロの真向かいの位置には、ニュージャージーの9.11メモリアル「Empty Sky」。
高さ9.1 mの2本の塔は、ワールドトレードセンターのツインタワーを象徴している。
刻印されているのは9.11の犠牲者746人の名前。
綺麗に整備された緑が川沿いに広がる平和な雰囲気に、忘れられない悲しい過去も寄り添う。
「人種のるつぼ」と呼ばれるアメリカのルーツ、ニューヨークの歴史を感じながら歩くリバティー州立公園。
来週末、メモリアルデーの三連休にはニューヨーク・ニュージャージー・コネチカット・デラウェアのビーチが人数制限を設けて再開予定。
一州だけオープンせずにいると、州民が近隣州のビーチに行ってしまうことになるので一緒にオープンすることにしたらしい。
またいろんな景色を見れる日まで、慎重に。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。