🎵【聴くクラシック音楽入門】Vol.16~バロック音楽の組曲についてのお話し~
前回はバロック音楽のコンチェルトについて、コンチェルトグロッソ、ソロコンチェルトがあるということをお話ししました🎵
今回は、バロック音楽の組曲についてお話ししようと思います✨
組曲(スイート、パルティータ)
組曲とは
調が同じで速度や拍子の異なる舞曲を集めたものです。
16世紀のリュート音楽、イタリア、フランスのバレー組曲から使われています。
17世紀中頃、フローベルガーの組曲で
アルマンド-クーラント-サラバンドとジーグを含む形が定着します。
後にアルマンド-クーラント-サラバンド-ジーグの順で定型化されました。
・アルマンド→ドイツ起源 やや緩やかな2拍子か4拍子
・クーラント→フランス起源 3拍子か6拍子
・サラバンド→スペイン起源 緩やかな3拍子
・ジーグ→イギリス起源 6/8や9/8など3分割された拍を特徴とする急速な舞曲
これらの組曲以外も下記の組曲や前奏曲、エア(アリア)など加わることもありました🐼
・メヌエット→ヨーロッパ舞曲の一つ。3/4拍子で2小節で1つの単位とする。
・ガヴォット→フランス地方のフォークダンスやそれに由来する古典舞曲の名称。4/4か2/2。中庸テンポ。リズムの特色は小節半ばあたりとアウフタクトで始まる。
・ブーレ→早いテンポの2拍子。ガヴォットに似ている。
・パスピエ→ブルターニュ起源3/8か6/8。早いテンポ。
・リゴドン→プロヴァンス起源。2/4か4/4。快活テンポ。
・ポロネーズ→ポーランド起源。ゆっくりなテンポ3/4。
組曲はバロック時代に大変好まれていたジャンルであり、チェンバロやリュート、管弦楽やヴァイオリン、ガンバなどで作曲されていました🎵
以前お話しした、室内ソナタも実質的にはこの「組曲」になります✨
お読み下さりありがとうございます✨🍀
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