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泡沫蓮
2020年6月14日 07:38
透明な世界にひとり僕は取り残されたらしい何処までも澄ました空を見て堪え切れずに大地が笑った透明な世界で僕はひとり膝を抱えて座り込む百夜の星を掻い綰(わぐ)め玉章(たまづさ)にして風にかけた透明な世界の僕はひとり答え合わせの旅に出る潮(うしお)は万古の謎をうたい深淵に投げ入れ蓋をした透明な世界と僕はひとり終焉の到来を希うそれを横目に太陽は四肢を撫でると消え