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音楽も文章も自分が楽しむことから始まる


先日購入したこの本が参考になる。

チャットモンチーというバンドで、ドラムを叩いていた高橋久美子さんは、文章を脳内で音に変換して理解しているという。いい文章はリズムが良くていい音がするらしい。

リズム感ないからなあ。
…いやいや、わたしは小さい頃から音楽と深く関わってきたではないか!忘れていた。

5歳の頃からピアノを習い始める。姉の影響もあるが、ピアノを習うということ自体に憧れがあった。楽しかったけれど、練習してもなかなか上手くならない。なのになんと、20歳まで習い続けた。

小学生の頃は歌うのが大好きで、お風呂では必ず大声で歌っていた。お風呂で歌うためだけに必死に歌詞を覚えた。4年生の時に合唱部に入部し、朝練までして頑張る。歌うことが楽しくって仕方なかった。

中学生の頃に洋楽にハマり、スティングやシンディーローパーや流行の曲を聴きまくる。高校になってからもそれは続き、友達とライブに行ったりした。英語の歌詞も自分で訳して(その頃は和訳なんてなかった)、先生に添削してもらったりした。

高校では吹奏楽部に入部し、コントラバス(バイオリンの一番大きな楽器)を始めた。クラリネットやフルートは中学生からやっている子たちに敵わないから、コントラバスならマイナーですぐにレギュラーになれるのでは。と野望が働いた。その野望は的中し、一年生からレギュラーになった。
一番低いベースの音なので、かなりリズム感が必要な楽器だが、何とかなった(多分)。

でも今は何もやっていない。音楽もたまに聞く程度。すっかり音楽から離れてしまった。

音楽はずっと好きだったけど、極められなかった。才能がないのは一目瞭然。好きなだけだった。

そんなわたしだけれど、小さい頃からのその経験で、リズム感や音楽が身についていないかな…とちょっと期待してみる。それが自然と文章に表れているといいのに。

心地いい音楽をきいているようなそんな文章。
いつか、いつか書けるようになりたい。
文章で素敵な音楽を奏でたい。

小さい頃、大声で歌っていた時のように、好きな曲を自由にピアノで弾いていた時のように、まずは自分が楽しむところから始まるのかもしれない。
自分だけの音楽は、きっと誰の心の中にもあって、それを奏で始めるのはきっと自分次第。

さあ、楽しんでわたしの音楽を始めよう!



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レモン
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