横浜中華街龍門エビチリ お気に入りボルドーのソシアンド・マレをフライングしてオープン
年始に横浜中華街をブラブラし、昼食を鵬天閣で。家族で黒酢酢豚、炒飯、ワンタンメン、揚げ餅の餡かけを注文。私はビールで喉を潤す。そのまま龍門へ行き、夕食にとテイクアウトで麻婆豆腐(1,320円)とエビのチリソース(1,650円)を購入。ただ、その日の夕食は別の食事で腹を満たしてしまい、翌日の夜、エビのチリソースにワインを合わせる。お気に入りのボルドーのシャトー、ソシアンド・マレ。パーカーポイント93、飲み頃は2026-2056のワインをフライングしてオープン。さらにサルディーニャ島の赤ワインにも。
シャトー ・ソシアンド・マレ, 2019, 14.5%, 4,499円
Chateau Sociando-Mallet, 2019, 14.5%
メルロー55%、カベルネ・ソーヴィニヨン43%、カベルネ・フラン2%。
色合いはコアに力強い黒み、エッジには朱色とレッドが混じった鮮やかな色調。優しめの濾過かほんのりと濁り。
香りにはカシスリキュール、チェリーリキュール、ブルーベリジャム、厚みのあるまったりとした果実香、それでいて快活な酸味を伴う赤色ベリー香も。はっきりとした濃い樽香は力のある果実香によく絡み、よく馴染む。ほんのりとミントの凛とした香りがワインの輪郭を柔らかく引き締める。
ゆったりとしたリズムで包み込むような力あり、しなやかさあり、優しさあり、そこに快活な酸味ものぞく。さすがにタンニンはまだまだ力強く長い余韻を形成する。これぞ芳醇ボルドーのお手本。まだまだ若い4年熟成ながら既に楽しく飲める。
(91/100)(1月3日)
エビのチリソースにワインを合わせていく。大ぶりでプリプリ食感のエビ。噛むと辛味のシャープなスープに(蕩けるというよりもシャバっとした質感)、海老の甘みがフワリと際立つ。テイクアウトでもシャキッとした食感が残る粗めのカット、火の通し方は軽めのネギ。ワインのリッチで甘美な果実味が唐辛子の辛味を包み、エビの甘み、旨みにも力強く届く。完璧な相性。相性: ★★★★★
続いて、サルディーニャ島の赤ワインに。
ジュゼッペ・ガッバス, リッローヴェ, イタリア, サルディーニャ, 2020, 14%, 2,695円
Gabbas, Lillove, Cannonau di Sardegna, 2020, 14%
グラス底まですっきり見通せる明るいレッド。
香りにはチェリーリキュール、シェリー酒のようにギュッと詰まった香りがあり重心の高いこの品種をしっかりと低めに。乾いたハーブ、黒胡椒もありスパイシー。潮香もほんのり。樽は使ってなさそうだが微かにヒノキのような背筋が伸びる香りはハーバルな香りの延長か。
味わいには甲高くチャーミングな果実味、甲高い酸味はやや垢抜けないが飲んだ後に鼻腔に迸る潮香。
(89.5/100)(12月27日)
エビのチリソースに。エビの旨みが、ちょっと垢抜けない塩味をまとった乾いたワインの果実味にハイレベルでシンクロ。島の赤ワインに唐辛子の効いたエビ、間違いない。相性: ★★★★☆
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