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お酒止まらぬあん肝の味噌漬け 安心院スパークリング

 前々より気になっていた香の蔵あん肝の味噌漬け。京橋ワインのネット通販で注文。

 開封するとこんな感じ。たっぷりの味噌に包まれたあん肝。味噌の海から取り出し、あん肝の包みを剥がしてお皿に。

 濃厚な香りを広げるそれを箸で少しつまみ、口に運ぶ。あん肝のクリーミーなコクに、味噌の大豆のコクが重なる。味噌の強めの塩気がしっかりと効いていて、口内にコクと塩気が溢れ、酒を呼ぶ。合わせたワインは安心院ワインのスパークリングと、シチリアの甘口ワイン。このおつまみを見つけてからシャンパンを合わせるイメージを持っていたが、ふと立ち寄った酒屋でシャンパンと同じ瓶内二次発酵で造られる大分のスパークリングワインを発見し路線変更。イタリアのデザートワインはフォアグラにソーテルヌのイメージで。いずれも大正解。

安心院葡萄酒工房, 安心院スパークリング, 2021, 11%, 3,509円

 シャルドネで造られるスパークリング。
 香りにはリンゴのコンポート、ほんのりと酸化したリンゴや干しわらのニュアンス。樽香やブリオッシュの奥行き、ジューシーで強すぎず程よいボリュームと奥行き。
 味わいはジューシーでみずみずしい口当たり、じんわりと染み入る果実味。こぎみよい酸味、ゆったりと持続する余韻。
 あん肝の味噌漬けをワインに合わせる。発酵食品の味噌に、ワインの瓶内二次発酵の奥行きのあるフレーバーが調和。あん肝のクリーミーなコクにも、ワインのみずみずしく繊細な果実味が絶妙にバランス。相性: ★★★★☆

カンティーネ・コローシ, コローシ, パッシート, イタリア, シチリア, 2017, 13%, 2,277円(500ml)
Cantine Colosi, Colosi Passito, Sicila, Italy

 ワインについては先日のNoteに。香りにはアプリコットリキュールに黄色い花のフレーバー、ほのかにハーブ香。ドライフルーツのように酸味が抜けてリッチな甘さ、鼻腔を抜ける潮香のようなタッチが爽やか。フェリシティで購入。
 あん肝の味噌漬けに。味噌の塩気、あん肝のコクに、シチリアのデザートワインの潮香と甘みがぴたっと隙間を埋めて完璧に整う。相性: ★★★★☆

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