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神戸老舗のにしんのスモーク 2つの畑の甲州ワイン

帰宅が遅くなってしまい、おつまみとワインで夕飯を済まそうとコンビニに入った。
電車を降りてすぐのローソンで、にしんのスモークが目に入った。パッケージに”白ワインに!日本酒にも”と謳っている。同じパッケージでほかにもウニと貝の珍味などもある。

珍味が収まっているとは思えないシルバーのスタイリッシュなパッケージングから、気鋭の新興食品メーカーさんの商品かなと思いきや、創業60年、神戸市長田区の珍味屋おつまみ専門店の伍魚福 (ごぎょふく) が手がけているとのことだ。サイトをのぞくと、神戸の名産いかなごのくぎ煮などの商品もある。
このにしんのスモークはお値段500円少々とおつまみにしてはちょっと高いかもしれないが、酒飲みがグラス片手にちょびちょびやるにはこれ一つでちょうど良い。

ちなみに、にしんは産卵のために春に北海道にやってくるため別名、春告魚とも言う。この時期にぴったりの魚だ。

合わせたワインは昨晩開栓した中央葡萄酒の甲州鳥居平畑。
魚介に合わせるのに間違いない一本だ。

にしんのスモークは、パッケージを開けた瞬間にかなり強いスモークが広がったので魚の風味がマスキングされないかと少し気になったが、ニシンの風味が力強く、口に入れて気付くがスモークは実はちょうど良いボリュームだ。

さて、鳥居平を飲み少し温まってきたところで、こんな飲み比べをしてみる。
エチケット(ワインのラベル)の違いにお気付き頂けるだろうか。
左側は鳥居平畑、右側は菱山畑とある。いずれも3,500円で購入したが、菱山畑は限定生産のためか、一人一本の制限があった。

鳥居平畑はおおらかでゆったりとした果実味、菱山畑は果実味に力強さ、シャープな印象を持った。
にしんのスモークをそのまま食べると鳥居平畑がよく合い、生姜を添えて食べるとシャープな果実味の菱山畑がよく合った。
ほろ酔いでこんな食べ飲みも楽しいひとときだ。

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