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はま寿司にロワールワイン 見つけました、サーモンにはミュスカデ!
週末にはま寿司をテイクアウト。
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約2か月ぶりのはま寿司。前回のテイクアウトはこちら。
この2ヶ月、スシローグループが手掛ける大衆寿司居酒屋の杉玉を訪問し、食べた帰りについお土産的にテイクアウトしたが、純粋なテイクアウトは2ヶ月前のはま寿司まで何もなしと一途。杉玉ではお寿司たちにワインを合わせたい衝動を抑えきれなかった。
さて、2ヶ月ぶりの興奮をなだめつつ、ネタの風味のボリュームで適当に2皿に分ける。
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風味ボリュームが軽い皿にはイカ、真だこ、はまち、真鯛、ホタテ、サーモン。これらにはフランス ロワールのスパークリングワイン(シュナン・ブラン品種)と白ワイン(ミュスカデ品種)を合わせる。ロワール産ワイン一色。繊細で複雑な瓶内二次発酵のスパークリングと、シーフードに間違いのないミュスカデでパーフェクトなスタートを切る算段。
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ミュスカデは軽快でスルスルと飲めるものが多いが、今回のものはコクが感じられる。それでも重すぎることはなく、期待通りシーフード・フレンドリー。サーモンとの相性は完璧に近い。ちなみにミュスカデと呼ばれるワインはほぼ、フランス ロワール地方でミュスカデ品種を使って作られるワインを指す。この品種で他の地方でワインが造られることはほぼない。
サーモンとの相性では過去、スモークサーモンとシャンパンが素晴らしかったが、そのレベルに匹敵。
はま寿司はネタがしっかり水分を保持しているが、少し水分が多いと感じるものも。それでも気軽な価格でテイクアウトできて、カピカピのものが一切含まれていないのは、サービスが徹底していて嬉しい。
まずはロワールのスパークリングワインに。
モンムソー, キュヴェ JM ブリュット, フランス, ロワール, 2018, 12%, 1,727円
Monmousseau, Cuvee JM Brut, Loire, France
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ワインについては先日のNoteに。ブドウの出来が良い年にだけ造られるミレジムワイン。シュナン・ブラン100%。香りにはグレープフルーツ、レモンのフレッシュな柑橘香。ほしわらやハーバルでニュアンスに富む。果実味はキュッとしまって収斂、ミネラル豊かでやや明瞭にビター。フェリシティで購入。
いか三種盛り×1皿(3貫)(150円)(税抜。以下同)のスタンダードなイカに。クレマンのやや奥行きのある風味は、フレッシュなネタよりも炙り系に調和しそう。ケンカしないが料理とワインの良さが引き立て合えない。相性: ★★★☆☆
真だこ×1皿(2貫)(120円)のフレッシュで弾ける歯ごたえのタコに、瓶内二次発酵のクレマンの奥行きや複雑さ今ひとつ。ケンカしないが。相性: ★★★☆☆
活〆はまち×1皿(2貫)(120円)。イカ、真だこと同様の感想で、活き活きとしたネタに、ワインの奥行きや複雑さがややかみ合わない。ケンカはしないが。相性: ★★★☆☆
続いて、ミュスカデに。
クリスチャン・エ・パスカル・リュノー, ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ, シュール・リー, クロ デ ボワ ゴーティエ, 2021, 12%, 1,980円
Christian Et Pascale Luneau, Muscadet De Sevre Et Maine, Sur Lie, Clos Des Bois Gautier, France, 2021, 12%
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ワインについては先日のNoteに。ミュスカデにしてはややしっかりとした色調。香りにはメロン、洋梨のみずみずしい軽快なフルーティ、ほんのりパンの酵母香、柑橘香はやや控えめ。味わいはみずみずしく軽快な口当たりながら、じんわりと旨みが残り思いのほか長めの余韻。こぎみよく舌にキュッと刺激の残る酸味。余韻にはほろ苦さ。トスカニーで購入。
活〆まだい×1皿(2貫)(150円)。ネタにやや水分が多めか、コクのあるタイプのこのミュスカデがまだいの繊細な風味を圧倒してしまう。相性: ★★★☆☆
ゆず塩炙りまだい×1皿(2貫)(150円)。コクのあるタイプのミュスカデで、炙られて力強くなったマダイの風味にバランス。添えられた柚子とは驚くほど高いレベルのシンクロ!いかにも寿司に合いそうなミュスカデがここで本領発揮。相性: ★★★★☆
炙り塩ほたて(北海道・青森県産)×2皿(2貫)(300円)。プリッとした食感のホタテを噛むと、ジンワリとミルキーなニュアンスとともに海の恵み、磯の香りが広がる。ドライで軽快なミュスカデは悪くないが、磯のニュアンスの受け止め方がやや心もとないか。相性: ★★★☆☆
サーモン三種盛り×1皿(3貫)(150円)。淡めの美しい色調のサーモンピンク。それでいてサーモンらしい豊かな脂。そこに青魚とは異なる穏やかな磯の香りが織りなす風味に、ややコクのあるミュスカデが絶妙にバランス。これこれ!青魚のパワフルな磯の香りにはイタリア サルディーニャ島やシチリア島のワインがよく合うが、サーモンのような磯の香りが控えめなタイプの魚にはミュスカデの穏やかなリズムが素晴らしい調和。現地ではロワール川で獲れるカワカマスやウナギなどの魚料理に地元のワインが好んで合わせられる。川魚をイメージに、磯の香りが控えめな魚との相性に間違いのないワイン。相性: ★★★★☆