豚肉の大根人参ひたひた煮にしじみ甘露煮和え サルディーニャ島の3品種ブレンドワイン
大根と人参を醤油、味醂で軽く煮て、頃合いを見て豚肉を投入。出来上がりをそのまま食べ、そしてしじみ甘露煮を和えても食べてみる。
合わせたのはサルディーニャ島の白ワイン。3種のブドウをブレンド。
パーラ, エンテマーリ, 2021, イタリア, サルディーニャ, 4,378円
Pala, Entemari, Isola demi Nuraghi, IGP, Sardegna, 2021, 14%
ヴェルメンティーノ50%、シャルドネ30%、マルヴァジア・サルダ20%。
ゴールドがかった濃いめの明るい色調。
香りにはアプリコット、軽く蜜に漬けた花梨、マルメロ、マスクメロンの果実香に黄色い花のフラワリーなフレーバー。ほんの微かにハーブ、グラスを回すと鼻が乾くような潮香をふわっと広がる。ポジティブな範囲で海藻のヨードのニュアンス。
力のある果実味ながらみずみずしさあり、厚みあり。そしてほんのり微かに心地よい甘みも。滑らかでスムーズ。滑らかさとしっとりと湿ったニュアンスは土壌も由来か。酸味は中庸ながら的確、塩味も相まって舌がこぎみよくキュッと引き締まる。鼻腔を干しワラのスパイシーなフレーバーが抜ける。初めは難解な雰囲気だがじわじわと良さが分かる、時間をかけて飲みたいワイン。
(90/100)(3月13日)
豚肉の大根人参ひたひた煮にしじみ甘露煮を和えたものにワインを合わせる。豚肉のグルタミン酸、シジミからはイノシン酸。旨み溢れるアミノ酸たちが四方から押し寄せる。ワインの塩味は豚肉の脂の甘みを引き立て、シジミの風味に追い風を。ポルトガル料理にもある豚肉と貝の組み合わせ、とても良い!ワインはメリハリのある風味ながら果実味というより塩味、ミネラル、塩気が強く、この強さは料理とぶつかることは少なく、強いのにしっかりと寄り添い、引き立てる。これで果実味やタンニンが強いとそうでもないのだろう。相性: ★★★★☆
#シーフードにワイン
#サルディーニャ島
#ヴェルメンティーノ
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