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たい焼き3連戦 南仏ローヌの白ワイン
期せずしてたい焼き3連戦。六本木たい焼き、表参道たい焼きと来て、今回は成田空港ラウンジでのたい焼き。
以前はスペイン リオハの赤、南アの赤に合わせていた。
今回は白ワインをグラスに注いでからたい焼きに目が合ったが、こういう偶然に身を任せてみるのも楽しそう。
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たい焼きは重量感たっぷりのあんこ。ほんのり塩が効いているためか甘みを引き立てる。生地は外側はこんがり、厚めで中はしっとり。クラシックなあんこの甘みがドンと、古風な生地に包まれてくる。OYOGEや桃林堂とは異なるスタイル。ワインは南仏、ローヌの名門ポール・ジャブレ・エネのヴィオニエ。
ポール・ジャブレ・エネ, ヴィオニエ, フランス
Paul Jaboulet Aine, Viognier, France
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香りには白桃のシロップ漬け、軽快にアプリコット、白い花のフラワリーなニュアンス、ほんの微かにワラのニュアンス、樽香はなくフレッシュで爽やか。
味わいにはみずみずしくいきすぎない果実味、中盤から余韻に酸味もしっかりと残されている、余韻にほのかに乳酸発酵か乳製品系のタッチ、緊張感を残した好意的な作り。
たい焼きにワインを合わせる。爽快な果実香と酸味がたい焼きでまったりとした余韻をさっぱりとさせる。これはこれで面白い。アタックではたい焼きの余韻にやや力負けするが、すぐに対極の味わいが口内に広がり、そしてまとまる。もう少しまったりとした果実味のあるヴィオニエだと、あんこの重量感にも調和しそう。相性: ★★★☆☆