私の病歴と服薬歴について(Part3)

急に過剰な運動を始める

2018年7月半ば~7月後半:会社での大きなイベントや案件を全てこなし、なんとか忙しい時期を乗り越えました。その安心感からか、少しずつ胃の調子もマシになってきて、流動食ではなく、ある程度消化の良い食べ物も食べられるようになってきました。ここら辺から、私は何故か胃の不調の原因は「運動不足」だと思うようになりました。また、逆流性食道炎の改善にはウォーキングなどの運動が効果的、とネットに書いてあったので、7月から急にウォーキングを始めたり、ジム通いを始めたのです!(ガリ痩せしたのに唐突すぎる・・・)

2018年7月末:相変わらず食事は少量に抑えながらも、なんとか運動をしながらメンタルを保っていました。何故か栄養失調になってガリ痩せしてから、7月後半頃は急に頭がクリアになってきて、やる気が上がってきたのです。これが後に説明しますが、非常に危険な状態だったことには全く気付くこともなく(;’∀’)

あまりにも身体が軽いので、しかも早朝覚醒してしまうこともあり、早朝にマラソンを始めてしまったのです!(謎)本当に意味不明な行動でしたが、身体を動かさずにはいれない衝動に駆られていました。平日は4時に起きてヨガをしてから会社に行き、休日は4時に起きて河原をランニングです。その後はジムでまたランニング。今思えば異常な行動でした。でもその行為は「痩せるため」ではなく、「お腹を空かせてご飯を食べるようにするため」でした。


とはいえ、猛暑続きの毎日だったせいで、食欲はわかず、それでも走ってばかりなのでますます体重が落ちていきました。心配した遠距離恋愛中の彼氏が「もしかして、拒食症になってるんじゃない?精神科に行ったら?」と何回か言ってくれました。

でも、私は「食べることが好きで、沢山食べたい。でもFDのせいでお腹が空かない。だからお腹を空かせるために運動をしていた」のです。拒食症って痩せ願望が強く食べずにダイエットをしている、あるいは過食嘔吐をしている人の事だと思っていたので、まさか私のこの一連の行動が拒食症だなんて、ましてや精神科にかかるような病気だなんて、思いもしませんでした(-_-;)

2018年8月10日:そんな状態を何週間か続けていました。病院では走っていることは特に告げず、

●メイラックス
●ドンペリドン
●ミヤBM
また、他の胃腸内科で
●タケキャブ
●アコファイド
●六君子湯
をもらって飲んでいました。

この他にもスルピリド(ドグマチール)を飲んだり飲まなかったり。色々な病院で薬をもらっては、滅茶苦茶な飲み方をしていたのです。どの薬を飲んでもずっと胃腸の調子は悪いままで、なかなか改善しませんでした。鍼灸や整体も並行して通っていましたが、とても効果はあったものの、常に「恐怖や不安」が頭の中を支配している状態で、その精神不安定さが全く消えませんでした。


胃が動かなくなる日々・・・

2018年8月半ば:実はここ2週間くらいで一気に胃が岩のように動かなくなっていたのです。何を食べても消化不良、寝る前は胃酸逆流。しかも寝る前にパニックを起こすようになりました。胃酸がグワグワ上がってきては、吐くんじゃないか、気が狂うのではないかという恐怖心に襲われ、何度もトイレに駆け込む。そんなことを夜中にずっと繰り返していました。何回か救急車を呼ぼうとしましたが、一人暮らしのため呼ぶ勇気もなく、毎回パニックを起こしながらも、メイラックスを飲んで無理やり寝るようにしていました。

この時、胃薬の「パンシロン」を常に飲んでいました。パンシロンは市販の胃酸分泌抑制、胃粘膜修復の作用がある薬です。何故かPPI(プロトポンプ阻害薬)の王者でもあるタケキャブは全然効かないのに、そこまで強力ではない胃薬のパンシロンがウソみたいに効いていたのです。

※今思えばですが、これは「単なるプラシボ効果」であった可能性が高いです。これまで寝る前に不安・パニックになった時にパンシロンを飲むと、胸がスゥーっと落ち着く感覚になりました。そのことがきっかけで、パンシロンは効くんだ!と脳内に定着したようで、それ以来はパニックを起こすたびにパンシロンを精神安定剤代わりに服用していました。とはいえパンシロンなどの市販の胃薬も、あくまで「薬」ですので、私のようにバンバカ飲みまくるのは辞めましょう💦


2018年8月28日:この日、なんだか熱っぽくなってきたので保健室で熱を測ると37度を超える微熱でした。吐き気が酷く、意識もうろうとしてきたので早退することに。食欲が全くなかったのでバナナ1本だけ食べて早めに布団に入りました。

突然身体が動かなくなる恐怖の始まり

2018年8月29日:恐怖の始まりです・・・( ゚Д゚)

朝起きた瞬間、首をグイグイグイっと誰かに締め付けられる感覚、全身が縄で縛られているように痛くて重くなり、呼吸ができなくなっていました。そして水を飲もうとしても胃がパーンと破裂する感覚に。そして身体中の臓器がピタっと動きを止めてる感じがしました。

「私、もしかしてこのまま死ぬんじゃないか・・・?!」

そんな恐怖心に襲われ、とんでもなく怖くなりました。救急車を呼ぼうと思ったのですが、何故か呼ぶ勇気がなく💦、かろうじて動かせる指先だけ使って親や上司、保健師さんにラインを送りました。人生で初めてiPhoneという媒体に感謝しました。(笑)

昼頃になりなんとか精一杯の力を振り絞って起き上れるようになったため、家からすぐ傍にある小さな内科に這いつくばって行きました。そこで「重度の脱水症状を起こし、酷い栄養失調状態になっている」ことが判明したのです。この時は水すら受け付けなくなっていたので、点滴を1500mlくらい打ってもらい帰りました。


2018年8月30日:やはりこの日も朝起きると同じように首を絞められる感覚、呼吸困難、恐怖心に襲われ、吐き気や胸焼け、胃痛などに苦しみながら、そして臓器が機能しなくなっているような感覚に。

この日は、心配した母親が実家から新幹線で私の家まで駆けつけてくれ一緒に病院に行き、また点滴を何本か打ってもらいました。

そこで、医師から「この状態はまずい。今すぐ休職するように。絶対に会社に行ってはダメだ、このまま放置したら大変なことになるぞ。」と言われ急きょドクターストップがかかりました(泣)

2018年8月31日:この日もまた同じような症状に悩まされ点滴を打ちに行きました。毎日得体のしれない恐怖心との闘いです。医師にも一体これが何なのか説明されず、血液検査では栄養失調になっていること以外に異常が見つからないため、精神科への紹介状を渡されました。

え・・・やっぱり私、精神病だったの?とかなりショックを受けました。

この時点では一体何の薬を飲んだらよいか分からなかったため、どの胃薬を飲んでいたかはほとんど覚えておりません(-_-;)

2018年9月1日:私の父が片道5時間かけて車で迎えに来ました。一人暮らしではこれ以上治療をすることもできないし、自力で病院へ行くこともままならないため、そのまま実家へと搬送されていった私・・・。ここから約1年にわたる闘病生活が始まったのでした・・・。(つづく)

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