【workshop】 文庫本の改装シリーズ no.1 背継ぎ表紙 | 『製本家とつくる紙文具』 ワークショップ at TEGAMISHA BOOKSTORE
— 製本ワークショップのご案内 —
東京・西調布の「TEGAMISHA BOOKSTORE」にて、拙著『製本家とつくる紙文具』の新章「ペーパーバック(文庫本)の改装」にちなんだ製本ワークショップを開催します。第1回は2025年1月26日、文庫本を「背継ぎ表紙」に仕立て直してみましょう。
item
こちらは『製本家とつくる紙文具』の100〜103ページに掲載の「背継ぎ表紙」です。この作例を、手紙社のオリジナルペーパーでつくります。
specification
背継ぎとは、背と平(ひら)で異なる素材を使う様式のこと。今回は背にブッククロスを、平に手紙社オリジナルペーパーを使います。芯材には2ミリ厚の板紙を用い、しっかりとした上製本(ハードカバー)に。
背継ぎ表紙はこれまでのワークショップでもつくりましたが、今回は背の部分に一工夫。背の板紙に凹みをつくり、そこに題箋を貼ります。題箋の紙は淡色から濃色まで数種類用意するつもり。お好みの筆記具で書き入れてもいいし、箔押しのゴールドをキラリときかせても。
オリジナルの改装本での読書は、格別な体験です。本棚の蔵書をおそろいにしたり、自作の本を特装したり、改装から広がる楽しみも。あるいは、大切な人をイメージした装丁で、本をギフトにするのはいかがでしょう?
material
平の表材は、店頭にずらりと並ぶ手紙社オリジナルペーパーです。350種類以上(!)からお好きなものをお選びいただきます。
背のブッククロスは複数色をご用意します。見返し、花布(はなぎれ)、栞ひもなどは、普段の読書では意識していなかったパーツかもしれませんが、どれも本の佇まいを左右する大切な要素です。自分だけの組み合わせで、特別な一冊をつくってください。
2025年1月からの6か月、ワークショップでは「本の改装」をつづけていきます。この背継ぎ表紙はシリーズの基本となるものなので、製本ははじめてという方も、いくつかのワークショップにチャレンジしようかなと考えている方も、ここからスタートするのがおすすめです。
そして、同じく2025年1月から、TEGAMISHA BOOKSTOREの店長・城田波穂さんとともに読書会「名作を読む会」をはじめます。「大きな声じゃいえませんが、この名作、まだ読んでませんでした……えへ」という本を、みんなでゆるゆると味わえたらと思います。ワークショップと同日の開催となりますので、ご興味ありましたらこちらもぜひご一緒に。
● 詳細およびお申し込みは、手紙社さんのオフィシャルサイトにて。
*「名作を読む会」の詳細は、2025年1月上旬のお知らせとなります。