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ゴールは「明確に決める」からこそ「確実に決まる」〜山の中のワーキングエクスチェンジ編〜

この話題はゴールは「明確に決める」からこそ「確実に決まる」〜自然と調和した生活編〜で書いていたが、話が若干逸れそうだったので、別立てで記事にしてみた。


迷いは自分と向き合う魂の試練

ワーキングエクスチェンジとは、労働力を提供する代わりに住居と食事付きの労働体験ができるプログラムだ。

10年以上も前から気に入っているリトリート施設のワーキングエクスチェンジのプログラムに応募した結果、なんと、想定外に書類が通ってしまった。

だからこそ、ここまで本腰を入れて「自然と調和した生活」と向き合っているとも言える。

そう思うと、この迷いは自分の魂のゴールと徹底的に向き合うために自ら選んだテストのようにも思える。

迷っているのは、このプログラムが本当に私のゴール(プライマリー)として相応しいかが未知数だからだ。

つまり、このワーキングエクスチェンジプログラムが未解決のままフロート(宙ぶらりん)状態だということ。

フロートは注意を固定化し、本来注ぐ必要のある人生の大切なことに向ける注意が枯渇してしまう弊害がある。

そこで、このプログラムが本当に私の以下のゴール(プライマリー)としてフィットするかを検証し、フロートを処理すると決めた。

1.まずはゴール(プライマリー)を明確に打ち立てる

まずはゴール(プライマリー)を明確に打ち立てることから全ては始まるので、改めて明示してみた。

「私は、葉山で庭とテラス付きの家にパートナーと一緒に仲良く住み、
プライベートではハイキングやホームパーティーやグルメや旅行を楽しみ、
仕事はフリーランスの個人事業主として『スピリチュアル×食×ライター』として日本全国、世界中で活躍しています。」

2.フロートとゴール(プライマリー)との整合性を検証する

その上で、ワーキングエクスチェンジプログラムからゴール(プライマリー)と整合する要素を洗い出してみる。

【ゴール(プライマリー)との整合点】

ざっと箇条書きで洗い出してみると、こんな感じだ。

  • 自家菜園がある

  • オープンアイランドキッチン(新棟)

  • どの窓からも緑が見える

  • 外で食事ができるテーブルと椅子がある

  • ハイキングができる(だって山の中だし)

これを優先順位順に並べ替えてみる。

  1. どの窓からも緑が見える

  2. オープンアイランドキッチン(新棟)

  3. 外で食事ができるテーブルと椅子がある

  4. 自家菜園がある

  5. ハイキングができる(だって山の中だし)

見えてきたことは、理想の住環境であることが最大の魅力のようだ。

【ゴール(プライマリー)との不整合点】

一方で、ゴール(プライマリー)との整合点を洗い出したら、不整合点が自ずと見えてきた。

  • 車がないと移動できない山の中

  • 冬(11月から3月)は積雪で閉鎖

  • 共同キッチン、共同バス、共同トイレ

  • 肉体労働(ゲストルーム、共有風呂、共有トイレ、キッチンの掃除、ゴミ捨てなど)

  • 受付事務作業(ゲスト対応)

  • キッチン補助(皿洗いやゴミ捨てなど)

  • 自宅から片道5時間

  • 住み込み労働期間は8ヶ月(3月から11月)

これを今度は重要度順に並べ替え、不整合点を具体化してみたら、こうなった。

  1. 共同キッチン、共同バス、共同トイレ
    ←マイペースで一人の時間を重視する私にはストレスになって長続きしない。持って3日が限界。

  2. 車がないと移動できない山の中で、駅から遠い
    ←ペーパードライバーなので、教習を受けたとしてもキツイ。

  3. きつい肉体労働と雑用係(ゲストルーム、共有風呂、共有トイレ、キッチンの掃除、皿洗い、ゴミ捨てなど)
    ←社会人経験のない大学生が社会体験をする目的ならまだしも、20年以上社会人経験を積んだ身としては、いくら働き方や生き方の方向転換と言えども、退行している感じがする。

    しかも、仕事の内容がやりたいことじゃないのが致命的。

  4. 苦手な受付事務作業(ゲスト対応)
    ←きつい肉体労働が無理なら受付対応の業務があるが、私が本当にしたいことじゃないのが致命的。

  5. 住み込み労働期間は8ヶ月(3月から11月)
    ←休職期間のラスト1年という一番重要な時期に、1年を通じて一番活動できる時期に山奥の一箇所に拘束されるのは、よほどやりたいことでなければキツイ。機会損失のリスクが高い。

  6. 都心から片道5時間
    ←やりたいこと(仲間とのコラボイベントなど)のフットワークが重くなってできなくなってしまうなど、機会損失のリスクが高い。

  7. 冬(11月から3月)は積雪で閉鎖
    ←冬でも過ごしやすい場所に住みたい。

ここまで書いてわかることは、ワーキングエクスチェンジプログラムとしての肝となる仕事内容がやりたいことじゃないこと。

これは、いくら住環境に惹かれていたとしても致命的エラーだ。

ここまできて、自分に問いかける。

「ここから見えてくることはなんだろう?」

問いかけると同時に、答えは見えてくるものだ。

  • 私はここで働きたいわけではないようだ。

    →なぜなら、私が惹かれているのは、住環境(家庭菜園、キッチンなど家の構造)であって、肝心の仕事の中身(キッチン、受付、掃除などの庶務雑務)ではなさそうだからだ。

  • かと言って、住みたいわけでもないようだ。

    →確かに自然の中ではあるが、住むには山奥で、ペーパードライバーの私にとっては不便。

    →さらに、複数人のスタッフとの共同生活は、自由やプライバシーが制限され、マイペースで一人の時間が大切な私にとってはストレスで長続きしない。

3.感じて答えを導き出す(アクセス・コンシャスネス®︎)

ここで、アクセス・コンシャスネス®︎のツールを使ってみよう。

宿泊客として滞在した時の「感じ」と、ワーキングエクスチェンジプログラムのスタッフ(住み込み労働者としての労働力と、住居と食事の交換)として働いた時の「感じ」を両方感じてみる。

そして、軽いか、重いか、体感してみる。

アクセス・コンシャス的には、体感で軽く感じる方は自分にとっての真実であり、重く感じる方は自分にとっての嘘となる。

宿泊客として滞在した時の「感じ」

宿泊客として滞在した時の「感じ」は、どんな感じがするか、想像して感じてみる。

深呼吸が生まれ、リラックスして、軽く感じる。

細胞が喜んでいるのがわかる。
キッチンスタッフによる心のこもった美味しい食事、森林の清々しい空気、高い空・・・。

ワーキングエクスチェンジプログラムのスタッフとして働く時の「感じ」

ワーキングエクスチェンジプログラムのスタッフとして働いた時の「感じ」はどんな感じがするか、想像して感じてみる。

重い。
疲れる。
嫌だ。
やりたくない。


「どうしてこんなことしなきゃいけないの?もっと他にしたいことがあるのに。」と憤っている自分が見える。

両者の違いを感じてみると、答えは言わずとも明らかだった。

それだけではない。

ワーキングエクスチェンジプログラムと言いつつ、私にとっては等価交換ではないことが見えてきた。

確かに自然の中での暮らしに憧れているものの、いきなり山の中に移住するのはハードルが高い。

そんな中、住居と食事を提供してくれるプログラムはありがたい。

しかし、労働の中身が自分のやりたいことと整合しなければ、ワーキングエクスチェンジは等価交換(労働=住居&食事)ではなく不等価交換(労働>住居&食事)となる。

その結果、「どうして私がこんなことしなきゃいけないの?」という不満と被害者意識が生れてしまうことが見えてきた。

4.私にとっての真実と嘘の葛藤を統合する(アバター・ウィザード®︎)

ここからは、アバターのウィザードツールを使って統合する。

ワーキングエクスチェンジのスタッフとして働く時の感じ(重い、嫌だ、やりたくない)を創り出して感じてみる。

ゲストとして滞在する時の感じ(気持ち良い、心地よい、嬉しい、スッキリする)を創り出して感じてみる。

両方の感じの最も外側まで同時に拡がってみる。

価値判断なしに名札をつける(混乱、葛藤)。

これは私ではない。私が創り出したものである、と認める。

消滅する。

深呼吸とともに、頭の中が真っ白になる。

意識がニュートラルになり、本当のリラックスが生まれる。

そして、見えるのだ。

悩みの根本原因は、ワーキングエクスチェンジプログラムが、私にとっての真実か嘘かの見分けがつかなかったため、混乱と葛藤が生じていたからだった
のだと。

5.結論

ワーキングエクスチェンジプログラムは、労働の中身が私のやりたいことではないため、不等価交換(労働>住居と食事)となり、私の中で不満と被害者意識が生じてしまう。

労働者として働くよりも、お金を払ってゲストとして宿泊し、自然の中で美味しい食事とゆったりした時間を過ごし、魂の英気を養う時間を自分に与えたい。

私にとっての「自然と調和した生活」に共鳴するエッセンスを吸収し、参考にするのがよい。

自分で導き出した結論

休職中だからこそ、自分の時間を自由に使って好きなことをしたい。

後は、自分で出した結論を信頼するのみだ。

ゴールはオンリーワンでナンバーワン

ゴール(プライマリー)を明確にしたことによって、私がなぜ、ワーキングエクスチェンジプログラムが気になって仕方がなかったのかが見えてきた。

そのリトリート施設は、私がゴール(プライマリー)を立てたのと同時に生まれたブロック(セカンダリー)によって打ちのめされてしまったが故に、宙に浮いてしまった意識が掴んだ2番目の妥協案だったのだ。

ゴールは諦めた時点で消滅するのに、2番目の妥協案をゴールに位置付けようとしたから、葛藤や迷いが生じてしまったことが見えてきた。

ゴールは一つ、オンリーワンだ。

マラソンでもサッカーでもバスケでも、ゴールは一つだけ。

セカンドゴールなんて、ないのだ。

そして、ゴールは決めることが優先順位ナンバーワンだ。

つまり、ゴールはオンリーワン&ナンバーワンなのだ。

ゴールは諦めた時点で消滅する

私が無意識のうちにしでかしてしまった最大のミスは、ゴールから生じたブロックに打ちのめされ、ゴールを諦めてしまったことだ。

消去するブロックはざっと思いつくだけでもこんな感じ。

  • 理想の物件は高すぎて手が出ない。

  • 庭の雑草取りや家庭菜園の手入れが大変で対応できない。

  • 理想の物件なんて見つからない。

  • 自然と調和した生活なんて夢のまた夢。無理。

どんなブロックがどれだけあるかは関係ない。

アバターや統合でブロックを簡単に消去するツールを手に入れているし、一緒にワークできる仲間もいる。

ゴールを諦めて、妥協した二番煎じの「なんちゃってゴール」を据えてフロートを創り出し、悩んで迷う遊び(と言う名の時間の無駄遣い)は終わりにしよう。

魂の目的を果たすために、私はナンバーワンでオンリーワンのゴールを確実に決める。

そう改めて決意した。

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