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歴史事典アーカイブ:閃きをあなたに

歴史学の独立研究者が運営しています。専門家の研究書等を用いて、歴史のより確かな知識と魅力をしっかり紹介します。ウェブ上のコスパよい歴史事典アーカイブの構築を目指しています。月額5…
2024年10月末までに、一挙に50記事を追加します。1つの記事につき、10円という破格です。ぜひ…
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#イギリス

(定期購読)エリザベス1世

 エリザベス 1 世は16世紀後半のイギリス(イングランド)の女王(1533ー1603) 。宗教改革の時代に生き、スペインの無敵艦隊アルマダに打ち勝つなどして、国内外での宗教と政治の問題に悪戦苦闘しながらも、イギリスのプロテスタント化を確立した。この記事では、エリザベスの性格や評価も説明する。 エリザベス1世(Elizabeth I)の生涯  エリザベスはイギリス(イングランド)国王ヘンリー8世とアン・ブーリンの娘だった。幼い頃から人文主義的な教育を受け、優秀だった。  

(定期購読)ヘンリー8世

 ヘンリー8世はイギリス(イングランド)の国王(1491ー1547)。子供ができないことを理由に王妃と離婚しようとした。だが教皇の許可がえられなかった。離婚問題により、イギリスの宗教改革を引き起こした。この記事では、ヘンリー8世の宗教改革の性質や重要性についてもみていく。 ヘンリー8世(Henry VIII)の生涯  ヘンリー8世はヘンリー7世の二男として生まれた。兄のアーサーが夭折した。1509年、父も没したので、ヘンリー8世として即位した。  父はチューダー朝の創始者

(定期購読)ヘンリー7世:チューダー朝の創始者はどのような人物だったのか

 ヘンリー7世はイギリスの国王(1457−1509)。在位は1485ー1509。イングランドの内戦の薔薇戦争を終わらせ、チューダー朝を創始し、新たな時代を拓いた。だが陰謀が晩年まで続いたため、王権の確立が生涯の課題となった。コロンブスからインド航海の事業を提案されたが・・・・。 ヘンリー7世(Henry VII)の生涯  ヘンリーはウェールズのペンブルック城で貴族の家庭に生まれた。父はリッチモンド伯エドマンド・チューダーである。母はマーガレット・ボーフォートであり、ランカ

(定期購読)ウィクリフ:

 ジョン・ウィクリフはイギリスの神学者(1330 ー1384 )。当時の教皇や教会の教義への批判を行い、異端とされた。ロラード派などに大きな影響を与えながら、晩年まで著述活動に打ち込んだ。死後はコンスタンツ公会議で異端として断罪された。フスとともに、16世紀の宗教改革の先駆者として知られる。  この記事では、まずその生涯を確認し、次にその思想をみていく。ウィクリフとロラード派との異同についてもみていく。 ウィクリフ(John Wycliffe)の生涯  ウィクリフはイギリ