(定期購読)ウィクリフ:
ジョン・ウィクリフはイギリスの神学者(1330 ー1384 )。当時の教皇や教会の教義への批判を行い、異端とされた。ロラード派などに大きな影響を与えながら、晩年まで著述活動に打ち込んだ。死後はコンスタンツ公会議で異端として断罪された。フスとともに、16世紀の宗教改革の先駆者として知られる。
この記事では、まずその生涯を確認し、次にその思想をみていく。ウィクリフとロラード派との異同についてもみていく。
ウィクリフ(John Wycliffe)の生涯
ウィクリフはイギリスのヨークシャー地方で生まれた。オックスフォード大学で神学や哲学を学んだ。聖職者の道に進んだ。学業も続け、1372年には、神学博士となった。
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