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【主婦勉!】神社のあれこれについて知りたい~稲荷神社編~

神社調べとラン活に勤しんでいる間に
緊急事態宣言が出てしまい、
いろいろまとめてランドセルを見たかったのに
都内の百貨店が休業してしまった。

普段お店が時短営業をしていたりしても、
夜8時と言えばもうお風呂入っている時間だし、
だから当たり前だけどその時間に
外食することもないので、
あまりそういう部分で影響を感じることは
ないんだけれど
まさかランドセルを見に行けない事態が
発生するなんて想定もしておらず、
妙に「緊急事態ってこういうことかぁ…」などと
感じ入ったりしている。

さてさて、神社の社号について
ある程度わかったところで、
今回からは神社の種類?を
調べていこうと思う。

本来であれば
日本の神道における最高神とも言うべき
天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る
"神宮"系を一番に調べるのが
良いような気もするんだが、
なんとなく気が進まないので(本当にすみません)
日本で一番その社数が多いと言われている
稲荷神社から調べてみる。

【稲荷神社】
祭神:稲荷神
総本山:伏見稲荷大社(京都)

稲荷神とは、
五穀を司る宇迦之御魂大(ウカノミタマ)と
同一視されることから、
多くの稲荷神社ではこの
ウカノミタマ(以下ウカ様)を
祭神としている。
ちなみにウカ様、
一応女性とされているそうです。

ウカ様のプロフィールは、
『古事記』によると、
あのヤマタノオロチを退治した
スサノオさんと神大市比売(かむおおいちひめ)
の間に生まれたとあるんだが、

一方で、
『日本書紀』によると
イザナギとイザナミの間に生まれた神、
とあるらしく
しかも2人が飢えていた時に生まれたとやらで、
まぁどちらが本当かは勿論わからない。
ちなみに『日本書記』では
「倉稲魂命」と書いて
"ウカノミタマ"と読むそうだ。

お名前にある「ウカ」とは、
穀物や食べ物を表す言葉らしく、
それからも分かる通り、
ウカ様=稲荷神、は、ずばり
農耕、穀物の神様だ。

イザナミイザナギが飢えていて気力がない
→食べ物欲しい!
→ウカ様(穀物の神)を産む!
→パワーアップ!お腹いっぱいテッテレー!
という究極の自給自足スタイルです。

稲荷神社は日本で一番多い社と書いたが、
(約3万社とも6万社言われている)
穀物の神様と言われると
まぁ多いのも当然かという気になる。
日本と言えば、とにかく
ザ・農耕民族の国ですもんね。
江戸時代には国民の8割近くが 
農民だったとかいうし。


さて、
総本山のある、
京都の伏見稲荷には、
もともとその辺一帯を拠点にしていた
渡来系の氏族であった秦氏が
お餅で作った的に弓矢を当てたところ、
その餅が白鳥となって飛び立って
近くの伊奈利山に降り立ち、
そこに稲が成ったとかいう伝説があるそうで、

その白鳥(神様)を祀るため
伊奈利山に創建したのが今の伏見稲荷で、
「伊奈利」→「稲成」もしくは「稲生」
的な流れになったんじゃないかと
いう説が有力のようだ。

「稲成、稲生」が"稲荷"になったのも
諸説あるみたいだけれど、
個人的には
"「稲を荷う(になう)神」"的なところから、
という説が
わかりやすい&覚えやすくて好きだ。

ここで少し神仏習合的な話になるけれど、
豊川稲荷ってありますよね?
あれってご存知の方もいらっしゃるでしょうが
神社じゃなくてお寺です。

お寺なんで祀っているのは 
「豊川吒枳尼真天(だきにしんてん)」という
仏様。

この方も女性で、
もとは「ダーキニー(以下ダー姐さん)」
というインドの方。
しかももともとは人肉を食べる
魔女だったんだとか。
おっかねぇなぁ...

しかも"ダーキニー"でググると
検索結果の上の方に
「ダーキニーとは
オウム真理教教祖の
麻原彰晃の愛人たちのことである」
みたいなのがドーンと出てきて
踏んではいけないものを踏んでしまった感が
すごい。

そんな(どんな?)ダー姐さん、
ヒンズー教においてはまた解釈が
違うらしいんだが、

仏教的な解釈としては、
密教初期はやはり人肉を喰らう夜叉的な
存在だったのが、
中期になって大日如来によって改心し、
死者の心臓なら食べてもいいよと言われ、
しかも6ヶ月前に死期を予知できる力も
与えられたそうだ。
う、うん... そ、そうか... よかった...ね...
※あくまで仏教素人によるざっくり解釈です(汗

その後グローバルな展開を目指した
ダー姐さんは(違うと思うけど)
海を渡って
日本の地でもその存在を知られるようになり、
気付くと
なぜか白狐に乗ってやってくる天女の姿で
描かれる様になったそうで、
さあさあ、ここでお待ちかね、
狐のご登場です。

お稲荷さんと言えば狐ですよね?

狐って屍を食べることでも知られていて、
また古来から
狐は人の死を予知し、
知らせに来る動物と思われていたらしい。
ってこれダー姐さんやん...
屍を食い、死期を予知するて
まさにダー姐さんやん...
狐につままれるとか、化かしあい、とか
昔から狐ってそういうイメージあるしね。

お稲荷さんに狐、なのは
それだけが理由ではなく、
例えば神道における稲荷神である、
ウカ様の別名に
「御饌津神(みけつのかみ)」というのが
あるそうで、
狐の古名は「けつ」だったということから
"みけつのかみ"→"三狐神"と当てたとか、

穀物の天敵ネズミを捕まえてくれる狐、
→ネズミ捕まえてくれるなんて神じゃね?
→てか狐の尻尾って稲穂っぽくない!?
→もう稲の守り神で良くない!?
的なやつとか、なんとか
いろいろ理由はあるらしい。
※あくまで狐は稲荷神の眷属(従者)であり、
 神様扱いされているわけでは無い。 

神社等にいるお稲荷さん(狐)の中には
口に何かをくわえているものが多い。
基本的には「稲穂、巻物、鍵、玉」の
どれかだそうだ。

稲穂はまぁわかる。そのものだし。
巻物は知恵の象徴。
玉は”稲荷神の霊徳の象徴”であり、
鍵は”その御霊を身につけようとする願望”
だそうで、
”玉鍵信仰”というものに由来するそうだ。
所謂「陰陽」「天地」的に
万物創世の理的な考え方というか。
掘っちゃうとまた泥沼なので
ここはさらっとすることにする。

しかし玉と鍵ってまさに
花火の「玉屋」「鍵屋」の掛け声な訳で、
これも何か関係ありそう。←でもこれもスルー!

そして稲荷というとどうしても
お稲荷さん(油揚げ&ご飯)ってなるけど、
あれもももちろん由来があって、
かつてはお稲荷さんには、
狐の好物であるねずみを油であげたものを
お供えしていたそうだ。(ひいー!)

それが仏教が伝来したことで、
殺生良くない!ということになり、
豆腐を使った油揚げをお供えするようになり、
もともと他にお供えしていた
俵型のお米(豊作感謝的な)と一緒になって
今のあの美味しい
「お稲荷さん」になったのでは?
という説が有力みたいで、
実際それが正しいような気がする。

ちなみに全然関係ないが、
かの有名なカップ麺”赤いきつね”と”緑のたぬき”の
名前の由来はこういう理由からだそうだ。

開発当初は熱々の美味しさが伝わるようにと、「熱いきつねうどん」という名前で発売される予定でした。しかし、店頭で目立ちシズル感のある「赤」を基調色としたデザインが採用されることになり、商品名もユニークでインパクトのある「赤いきつね」に決まりました。
東洋水産HPより抜粋

はい、全然神社関係なしっ!

という訳で、駆け足だけれど、
はぁ… 稲荷神だけでもすごい情報量だ…
これ調べ尽せるんだろうか…

次は八幡神を調べる予定だけれど、
これも思った以上に特殊な神様っぽくて
結構大変そうだ。でも面白い。

※あくまで何者でもない素人主婦の
ちょい調べですので、
間違っているところもあると思います。
ざっとこんな感じかな程度でお楽しみください。

※神様のお名前を略したりしてけしからん、
とかあるかと思いますが、
長い名前による知識吸収の挫折を避けたく
このような形にしています。
悪しからず…