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短歌がしっくり来るの、なんでだろう
最近、短歌にハマっている。
古めかしい印象があったし、文字数の制限があって、どこか別世界のものだと思っていたが、
日常の得も言われぬおかしさや積もり積もったモヤモヤだったりが31文字だと意外なほどまとまったりする。歌人でもないのに、その爽快感に虜になっている。
短歌にハマったきっかけは、以下の本を知ってから。この本をきっかけに短歌が流行っているらしいと頭にインプットされた。
じつは本書を読む前から、詠んでしまっていたのだが、短歌を作った後にこの文章に出会って、ハッとさせられた。
小心者だからこそ、暴力性も欲望も曖昧に昇華できる短歌という表現にしがみついているのかもしれない。
現代社会には、賛成や反対意見をストレートに表現する場が多く存在している。
ただ、短歌が表現するのは、論破でも告発でもない。どの極にもない、漂うような思考のようなものなのかな、なんて考える。
寺井さんの短歌の捉え方はたしかにと思うし、自分もハマった理由にまさにそれなのでは?と感じた。これからも、日常にささやかな叛逆と僥倖を込めて生きていこうと思う。