あまりに多くのことに本気を出していると、嘘つきにみえてしまう(Vtuber随想)
このnoteは何人かのVtuberの方を見た時に
自戒も込めて書いていきたいと感じたことである。
あるVtuber・Aさんがいるとする。
Aさんは頑張り屋で、どんなことでも頑張ろうとする。
そのAさんが以下のように宣言したとする。
『私はクラッシュバンディグーに本気を出し、
スマブラ杯で優勝して、
新しいアルバムを最高のクオリティで出して、
絵も本気で書いて、
PR動画でもインプレッション稼ぐぞ!』
さて、この宣言自体は微笑ましくそれ自体で否定されるものではない。
ただし、人間の時間は一日24時間しかない。
故にこの5つの目標のために使える時間は、睡眠時間を除いて一日4時間というところである。
さて、ここに音楽に魂を込めていて一日10時間はギターを弾いているBさんがいる。BさんがAさんの動画を見たところ、『もっと時間をとって練習すれば良くなるのに……』と思ったとする。
その時に、他のジャンルに対しても本気を出すと宣言しているのを見て『この人嘘つきだ……(音楽に時間割いてないじゃん)』と思ってしまうことはありえる。
しかも、スマブラガチ勢のCさん、イラストレーターのDさん、PR動画作成のEさんから同じような疑問を言われる可能性があることである。
(しかも現実には疲れを取る時間があるわけで、こんな無茶な想定は続かない)
この問題の厄介なところは、Aさんは本気でそれぞれの種目を時間内で確かにやっているが、
その本気が全部のジャンルの他の人に伝わらない可能性があることだ。(物理的な時間でみた場合)
これは、わかりやすい器用貧乏に人がなるパターンである。しかし、VtuberやYoutuberは周りの友達との付き合いの関係でいろいろな誘惑や、やってみたくなる事がある。
そして、人の良い人ほど、色々なことに手を出して自分の限界を超えて約束を作ってしまったり、自分が何をやっているのか、他の人から見てもわからなくなってしまう。
(これはあくまで見え方の問題であることはお気をつけいただきたい)
これの対策は今思いつけるのは2つである。
・あれこれ手は出すが、『今はスマブラ!』『今は絵!』と2ヶ月ほどの期間を設けて集中する。
・一つのジャンルで、明確な他の人にもわかりやすい目標を達成する。
器用貧乏に必要なのはスケジュール管理と自分がどう見られたいか、自分の心の中を見つめ直すことである。
そんなことを、昔と違ってあまりに忙しくなってしまった企業Vをみて思った。
忙しくしすぎないことは、自分のためだけではなく、周りのためにもなる。
(時にはその無理が必要なのがやっかいだけれど……)