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ガス警報器の声に耳を傾ける〜エアダスターには気をつけて〜

 本当はリメイク関連の続きを投稿したかったのですが、最近起こった珍事件についてどうしても綴っておきたくて予定変更しました。
 洋裁周りに全く関係ないことではないので、「こんな事もあるんだな〜」程度にご覧いいただければ幸いです。


 大きな仕事を果たし、以前から汚れが気になっていたサーキュレーター(2台)の掃除をすることにしました。
 節電対策・部屋干し対策にも年中活躍してくれるサーキュレーター。
 羽根に埃が溜まってきて、「いつか発火するんじゃないか・・・」と心配しながらもメンテナンスできずにいました。
 メチャメチャ働いてくれているのに何のケアもしないなんて、ブラックもいいところである。
 羽根のガードやら何やら、外せるパーツは全部外し、半年程で溜まりに溜まった埃を取り除き、パーツの一つ一つを拭き拭きし、元の姿に組み直す。
 掃除をやり遂げて、気持ちもスッキリしたところで「お茶でも飲もうか」と思ったその時、台所からやや大きめな警報音が。そして、
「ガスが漏れていませんか?」の連呼。
 いや、まだガス使ってないし。
 考えられることと言えば、、、

 サーキュレーターのカバーの掃除にエアダスターを使ったから? 

↑この、拭きにくい網みたいな所にね。

 気になってネットで調べたら、同様の事象で慌てふためいたといった記事が載っていて確信しました。

 我が家では、エアダスターはミシンの内部の掃除にたまに使っています。
 たま〜にだし、ほんの1、2吹きなので、これまではエアダスターのガスが警報器に到達することがなかったと思われます。
 今回は、警報器がある台所に程近い所で、しかも「埃がよく取れる〜♪」と、調子に乗って結構使った(しかも換気せず)ので、警報器が感知したようです。

 まずは台所の窓と対角線の窓を開け、掃除したてのサーキュレーターに働いてもらい、ガスを外へ押し出しました。
 近所迷惑になりそうな音量のため、ガス漏れしていないことを十分に確認した上で警報器の電源を切り(ホントはしちゃダメらしい)、約1時間後に警報器の電源を入れてみるも、状況は変わらず。
 更に1時間後に同様の事をしても同じ結果。
 降雪予報が出る程の気温の夕方、台所に続くリビングの掃出し窓全開で換気しても、ガスは完全に押し出せない。 
 もう、お茶どころではない。
 時間的に夕飯作りに取り掛かる時間でしたが
「もし本当にガス漏れだったら・・・」と思うとガスを使うのも、ちと怖い。
 結局その日は火気を極力使わぬことに。

 で、翌日。

 再び警報器の電源を入れると、まだガスを感知する。

 え、まだダメなの?
 もしかしたら、警報器が壊れてるんじゃ・・・

と、警報器を疑い、全くガスを感知しなさそうな所で警報器の電源を入れてみる。
 当然ながら、ガスを感知するサインは出ない。

 じゃあ、やっぱりガス漏れでは??

 心当たりがないわけではない。
 最近、ガスコンロの着火の力となる乾電池の交換マークを無視して使い続けているけど、それが原因でガスが燃え切らないなんてこともあり得るかも知れないと、乾電池を交換して、ガス臭さがないことを確認した上で着火してみる。
 コンロは普段通り。一つ違ったのは、着火が格段に速くなった。

 そして、それからまた台所の定位置で警報器の電源を入れると、完全にガスを感知せず、平常時通り、緑の電源ランプのみが灯る。
 5分・10分経っても変わらず、これまでが嘘だったかのように、警報器は電源ランプだけを静かに灯している。

 最初の警報音が鳴ってから、実に19時間後のことでした。
 完全にガスが消えるまで、こんなに掛かるとは。
 それからというもの、台所付近を通る度に警報器を確認していますが(何となくトラウマになったらしい)、まるであのすったもんだがなかったかのような
「何か?」と言わんばかりのクールな様子。
 まあ、安全に越したことはない。

今日もクールに働いています。

 しかし、人はこういう『事件』が起こらないと学ばないものなのかも知れないと思いました。 
 
 まず学んだのは『持ち物のメンテナンスは怠っちゃいけないな』ということ。
 サーキュレーターにしても、ビクビクしながら使うくらいなら、さっさと掃除すれば良いんですよ。
 コンロの乾電池だって、「着火しづらいけど電池切れるまで行けるかな?」なんて思わず、さっさと換えれば良い。

 そしてこの度、普段クールにじっと台所を見守ってくれている警報器の取扱説明書を初めて熟読しました。
・ガスだけでなく、一酸化炭素や火災も感知する
 (しかも、感知したものに応じてサインが違う
  ・・・って、当たり前のこと??というレベルだった私)
・僅かなガスも感知する 
 (何せ、少なくとも18時間は感知していた)
 なかなか優秀なガードマンなのに、故障を疑ってすまなかったよ・・・。

 そうそう、エアダスターについても。
 スプレー類を使う時は、たとえ僅かであっても換気を必ず行おうと思いました。
 最近では季節を問わず窓を開放する機会も減ってきているので、常に
『換気は大事』と肝に銘じておきます。
 
 おそらくこの度一番学んだことは
『自分が快適に過ごすための手間は惜しんではいけない』ってことですかね。
 実際ここのところ、自分のことを後回しにしていて余裕がなかった私。
 今回のあれやそれの発端はそこにある気がします。 

 自分を一番大事にしましょう。


 
 

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