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【読書感想】コンビニ兄弟/町田そのこ
[ネタバレを含みます]
読んでたらすごくコンビニに行きたくなって、スイーツ買いに行ってしまった。笑
今までコンビニって高いからそんなに使わないようにしてたし、無機質で業務的な場所だと思ってたけど、この本を読んでイメージが変わった。お店を愛して一生懸命楽しく働いているコンビニ店員さんがいること、コンビニが人とのつながりの場所になること。読んでいてすごくいいなと思った。
第三話「メランコリックないちごパフェ」が一番印象的だった。私も小学生の時、ハブられてたクラスの女の子から「私って嫌われてるのかな」って相談されたことがあって、前のクラスの時はその子とよく遊んでたのに、私はリーダー格の女の子から嫌われたくなくて、適当にはぐらかしてしまったことがあった。リーダー格の女の子からは、「玲香は優しいからあの子に声かけられやすいと思うけど、優しくしたらダメだからね」と言われた。私はなんでその子がハブられてるのか、理解できなかった。だけど、リーダー格の女の子に従った。自分がハブられるのが怖かったから。
第三話の主人公、梓は同じような立場にあって、だけど勇気を出して自分が正しいと思うことをした。ハブられても気にしなかった。強いなと思った。あの頃の私にはその強さはなかった。これからの人生では、自分が正しいと思うことに従って生きたい。そう思った。
◆読了日
2022年9月4日
◆読んだキッカケ
町田そのこさんの本を見ていて、表紙に惹かれたから。ほっこりする小説が読みたい気分だった。
◆あらすじ
あなたの心、温めます。
九州だけに展開するコンビニチェーン「テンダネス」。その名物店「門司港こがね村 店」で働くパート店員の日々の楽しみは、
勤勉なのに老若男女を意図せず籠絡してしまう魔性のフェロモン店長・志波三彦を観 察すること。
なぜなら今日もまた、彼の元には超個性的な常連客(兄含む)たちと、悩みを抱えた 人がやってくるのだから……。
コンビニを舞台に繰り広げられる心温まるお仕事小説。
◆おすすめポイント
読んでたらすごくコンビニに行きたくなって、スイーツを買いに行ってしまった(笑)。今までコンビニって高いからそんなに使わないようにしてたし、無機質で業務的な場所だと思ってたけど、この本を読んでイメージが変わった。お店を愛して一生懸命楽しく働いているコンビニ店員さんがいること、コンビニが人とのつながりの場所になること。読んでいてすごくいいなと思った。
◆おすすめ度
4/5