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感情を上手に表現しよう
感情を上手に表現するってとても大事です。
だけど、実は難しいです。
相手に対してイライラしたときに、それを伝えずに自分の中で飲み込んでしまったりしませんか。もしくは、怒りに任せて当たり散らしてしまうかもしれません。
どちらにしても、感情を上手に表現しているとはいえません。
怒りを表現するのは、暴言を吐いたり暴力を振るったりすることではありません。それは別の話しです。何か嫌なことや不快なことをされて、怒りを感じたときに、それを素直に伝えることもできるはずです。
ネガティブな感情を上手に表現するのは難しいですが、ポジティブな感情も上手に表現できないものです。
本当は嬉しいはずなのに、何事もなかったような素振りをしたりします。素直に喜ぶのか何か恥ずかしかったりするんですね。
社会では感情を表現するのはあまり良しとされないところもあります。ポジティブな感情もネガティブな感情も、自分の中で押し殺してしまうのは不健康です。
例えるならトイレを我慢するようなものです。
やがて体に毒素が溜まって病気になってしまいます。
すごく良い人がたまにキレるときがあります。
それって普段感情を表現しないで体に溜まったものが、爆発するのだと思います。
ちなみに、自分の感情を相手に伝えるには、まず自分が何を感じているのかがわからないといけません。意外とここでつまずく人も少なくないと思います。
わかりやすい例でいうと、本当は悲しみを感じているのに、表面的には怒っているように見えるといった感じです。自分でも怒りを感じているつもりなんですが、それは奥にある悲しみを見たくないからです。
ポジティブな感情は良くて、ネガティブな感情はダメというように、感情を判断してしまうと、感情を上手に表現できません。
感情を上手に表現できるようになるには、感情に対する判断を手放す必要があります。どんな感情を感じても大丈夫。そうやって自分に対して許可を出せるようになればなるほど、自分の中で感情を感じられるようになります。
そうなれば、周りの人に対しても上手に感情を表現できるようになってきます。