カエルの子がカエルにならないために
子どもに知恵を与えるのは、大人である。
その大人が、どのような知識・情報・良識をもっているかで子どもの
影響の受け方が大きく変わる。
親の育った環境と人間関係は、そのまま子どもの未来に反映されているように思う。あくまでも主観だが、私の知るとある地域では、女性の初婚年齢層が低いことで離婚と再婚を繰り返し、子どもの父親がそれぞれ違うことや、大学進学率が低く高校中退も多い。町全体も個人商店も多く、男子はサーファーになるかグレるかのどちらかが多く、結果反社会組織に身を投じるものも多い。
なぜか、親御さんも片親で飲み屋経営が多く、子どもが会社勤めをしておらず、その子供もまた若くして授かり婚が多いのは、何かしらの因果関係があるのかもしれない。大学進学がいいとも思わない。若いうちに結婚がいけないとも思わない。職業に差別もない。しかし、そこには共通項として情報弱者が多いということがかなりの確率で起きている気がしてならない。社会についての理解度、知識が極端に欠落している。常識、良識の概念が一般社会と違う。子供のころに身につくはずの善悪のラインが違う。そして、なぜか世代にわたって連鎖している。
これは国の教育の問題というレベルの話でも、地域性ということも違うと私は思っている。その家族内の教育の在り方に、共通点を感じている。
これは日本に限らず、欧米でもそうだろう。
貧乏と貧困は違うと、誰かが言っているのを聞いたことがある。
日本はその昔とても貧乏であったが、礼儀も正しく教育も行き届いていた時代があった。もちろんいつの時代でも犯罪はあるだろう。しかし相対的に貧乏であっても、子どもはきちんと躾けされ、来日した外国人が驚いたという話はよく耳にする話だ。
しかし、今は貧乏ではなく貧困が蔓延しているからだろうか。貧困はお金だけでなく、精神的なことや考え方の欠落も意味する。
特に、女性(母親)の無知蒙昧さは目に余るものがある。
そこで私は未来のためにできる事として、情報弱者になりがちな女性の教育が大きなカギとなる気がしてならない。本来女性は真面目で思慮深い生き物であり、仕事も男性よりも効率よくこなすと言われている。そうした本来の性質を持つ女性に、知識と知恵を与えたらどうなるだろうか?先進国であっても、やはり未来のカギとなるのは、女性の意識改革ではないだろうか?
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