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福島県須賀川のとある『ちいさなおむすび屋さん』に行ってみたある日のこと。

こんにちは皆さん!

先日、マイナンバーカードを申請したんですよ。
実は今回が3回目のマイナチャレンジでして…。

というのも。
10か月前の第1回申請チャレンジ。

これからは身分証明も人差し指と中指で
マイナンバーカードを”通”っぽく胸ポケットから出して...という未来が...

来なかったんです。

なぜ...と有名な銅像、考える人としばらく兄弟のようになってしまったれいちゃんに届いたメールには

「写真の余白が全然足りません!!!もっと余裕を!」

とのこと。

手厳しい...。

「もうええわ!」とやけになり、

「visaで」と言わんばかりに「マイナで」なーんて
言う未来を即諦めたれいちゃんでしたが…。

マイナンバーカードでお馴染みの謎キャラうさぎちゃん。最近巷では”20000ポイント還元”がブームと聞きつけうさぎちゃんを見かける機会が爆増したんです。

となると、10か月越しの再チャレンジをするしかないとれいちゃん奮起。

しかしですね。1度ある事は2度あるかもしれない。
はい!!再び。

顔が小さい。
そんな褒め言葉として受け止めます。

「余白が足りない!もう一押し!あとちょっと余裕を」

と言われてしまいました…。

《マイナンバーカード写真チェック担当者の方へ》
3回目の申請こそ、と思い気合を入れて撮影してみました。2度ある事は3度ある。とも言いますが、
同じくらい3度目の正直ともいう現実。お願いします。
そろそろカッコよく身分を証明したいです。どうか。
どうか審査が通りますように。
お願いの儀。

今回の申請が通りましたら、
記念してPARTYを開こうと思います。
”3度目の正直パーティー”なんちて。

長い長い前置きでしたね。はい。
今回描きたいのはこんなこたあじゃないんです!

令和4年7月21日。
れいちゃんにとって間違いなく

“今年度出会い史上最高峰

の1つになるほど記憶に残る大切なご縁をいただけた日になりました。

この日、れいちゃんは早朝から福島県目掛けて三千里。目的地は福島県須賀川市にある『小さいもん』さん

味噌工房と、おむすび中心の定食を振る舞う小さな御飯処です。

入った瞬間、
あ、ここ知ってる”そんな風に思えてしまったような。
ただいま”って、初めてなはずなのに言いたくなっちゃうようなそんな小さいけれど素敵な空間『小さいもん』さん。

(ちいさいもん=さもないもの、小さい門という由来だそうです)

どうしてこの日、須賀川に向かったのか。
向かった先での出会い、
そして今思い出して考えていること。などなど。

今日は描いていきたいな、と思います。では。

◇『小さいもん』さんを知ったきっかけ

おむすびマーク
具は梅かな

誰がどう見ても”おむすびを売っているのだな”と分かる外観。おむすび大好きで、美味しいおにぎり屋さんを渡り歩いていたれいちゃんにとっては行くのが必須!ですね。

ただ、『小さいもん』さんを知ったきっかけは
全国のおむすび屋さんを調べていた中で知ったから、ではありません。

知るきっかけとなったのはなんと『note』
正確なことまでは覚えていませんが、noteを始めた当初に私が小さいもんの店主、佐藤さんをフォローしたことが始まりだったかなと思います。

プロフィールに記載されていた「味噌工房」という文言に惹かれてなんとなく小さいもんさんのInstagramを開きました。

お料理が全部美味しそう。

”町外れにある9席の小さな店です”

れいちゃんのことをご存じの方は
”こういう文言。れいちゃんきっと好きだよね”と真っ先に言うようなそれぐらいビビっとくるお店でした。

実際に、福島県に実家を持つ方にお店をご存じか聞いたところ、同様のことを言われました。”須賀川にこんなに素敵なお店があるんだね。れいちゃんぽいな”と。

私の直感的に惹かれたのはもちろんですが、同じタイミングでもう一つ気づいたことが。

れいちゃんのお気に入りの喫茶食堂”kenohi"の店主ひかるさんが、小さいもんさんをフォローしていたのです。
自分にとっては初めてお料理を振る舞った原点であり、素でいられるまるでおうちのような空間kenohi。
(もしよかったらその日のこと。読んでみてくださいね)

ひかるさんと何か関係があるのかな?とその後kenohiに行った際、ひかるさんに尋ねてみました。

「ひかるさん!福島県にある『小さいもん』さん。ご存じですか?」
「はい、知っていますよ。昔kenohiのサークルにも入ってくださっていて」

ひかるさんともnoteを通じて知り合いだったと知りなんだかさらに親近感が増していきました。こう思い始めたら止まらなくなってしまうのがれいちゃん。

『小さいもん』の店主佐藤さんのnoteのお味噌やお料理に関するレシピを読んでみたり。HPでお品書きを見てみたり。

恥ずかしいんですけど、インスタのお料理の写真の投稿の更新もすごく楽しみにしていたことはここだけの秘密です。

そうしているうちに遂に心に決めたれいちゃん。

『よし!実際に小さいもんさん、行ってみるか!』

電話は苦手ですが勇気を出して電話番号を調べます。
そして、少し緊張しながら番号を入力します。プルルルル....うわあめちゃくちゃ緊張したなあ。

◇予約の電話をしてから、当日までの待ちきれない日々

電話をした段階で実は日付も何も決めていませんでした(笑)相変わらず自分らしいなとも思いますが、

『行く』『おむすびをテイクアウトする』

この2つしか決めず、勢いに任せて電話をしてしまったゆえに電話でのしどろもどろっぷりったらもう見るに堪えなかったことでしょう。
まあ誰も見ていなかったのですが…。危ない危ない。

そんなこんなで、佐藤さんに
「テイクアウトするおにぎりの具は何にしますか?」
と聞かれたときも

「ええっと…」とかなり緊張気味でした。
なんせ、優柔不断も兼ね備えているれいちゃんですから。

ちなみに選んだ具は、
あれば絶対気になってしまう高菜。
お味噌の工房があるから、絶対美味しいんだろうなあと思った大葉味噌。それから、風味づけの最高位「おかか先生」の3つ。

行く日にちもその場で決め、1ヵ月以上先でしたが
7月21日の木曜日としました。平日の方が少し余裕を持ってお話しできるかな、と少し思いながら。

「少し日付が先ですが、お忘れないようにお気をつけくださいね。」
「はい!もちろんです」

それから…

「実は自分は東京からお伺いしようと考えていて…。kenohiのサークルに自分も入っていて、ひかるさんと小さいもんさんのお話をして是非行きたいなと思ったんです」

「そうでいらっしゃいましたか!ひかるさんの。よろしくお願いしますね」

電話を切ってから、しばらく興奮状態でした。
ついに電話しちゃった!福島に、小さいもんさんに行くんだ”と。

おむすびのテイクアウトはもちろんですが、お味噌工房ということで、想像するだけで美味な味噌の購入も決めていました。

実は電話から実際に行くまでは約1ヵ月。

ここだけの話、れいちゃんの家のお味噌は切れそうな状態でした。誰がどう見ても1ヵ月持つような量ではなく。どれほどちびちび使ってもなくなってしまう…。

けれど、れいちゃんの未来には”絶品味噌”との出会いが待ち受けている。

ならば、ここは踏ん張ろうと心に誓いまして。
毎日飲むお味噌汁は、時には「ひじきの戻し汁を用いた汁」そして時には「ニンジンのゆで汁の具入り汁」そして究極ともいえる「具入りのほぼお湯」にまで上り詰めておりました。

それぐらい楽しみでした。

具をかさ増しすることでごまかします。
なめこが大粒なので皆、視点は汁ではなく
具の方へ向かうでしょう。

◇小さいもんさんに向かった日

来たる7月21日。

天気は曇り。心は快晴。気分は上々。
あ。日帰りだったんです。今更ながらですが。

そのため、12時に小さいもんさんに着くべく、最寄り駅を6:30過ぎに出発する電車に乗って向かいます。

品川新橋東京
THE TOKYOですね。

おじさんの街、とも言われるけど

「おじさん」というのは30代から80代までその定義は様々で。この場で「38歳ぴったりのおじさんを見つけよ」と言われたらそれはそれで難しいな~と意味の分からぬことを考えて新橋を通過。

ひらがなでうつのみや
漢字で宇都宮

お次は宇都宮です。餃子ですね、餃子。
だけど乗り換えの時間が短かったのでここでは移動に必死です。

海苔の別名って感じ。
「黒磯」

段々近づいてきて車窓もお米畑が前面に広がる景色に変わってきます。
寝落ちしたり、本を読んだりして過ごしました。
ケータイは帰りの充電を気にして、
機内モードと普通モードを循環という新技炸裂です。

車窓を眺めていると、通路挟んで反対側の旅行中?のおばちゃん2人組が
「こういうのどかな景色っていいわね。人工物ってなんだか疲れちゃうわね」

確かに、こんなに一面のお米畑見ていたら、世の中なんとでもなるって少し心に余裕が出来るなと思っている中だったのでドンピシャすぎてすごく印象に残っている言葉です。

目指していた地名に着くと
勝手に達成感。乗っていただけだけど。

そうこうしているうちに、福島県須賀川市に到着です。

さあ降りるぞ!と改札を出ようとすると、
PASMOをタッチする時に”ピーッ”とひっかかってしまいました。

駅員さんに清算してもらうと、
駅員さんも驚いたのでしょう。

「え、東京から?ずっと乗ってきたの…?」
そりゃ6時間かけて乗り継いできたと知ったら驚くよな、と納得。

駅から『小さいもん』さんのある川東という場所まではバスで向かいます。ただ、バス停の場所も分からず駅のお土産コーナーにいたおじちゃんに尋ねると、

「おー。駅前のすぐそこだよー。バスは全部あそこから出るからね」

よしよし、何とかバスにも間に合いそうだ。
と時刻通りにやってきたバスに乗る時、PASMOをタッチしようとすると…なんと反応せず。
乗務員さんに聞いてみるとPASMOは使えないとのこと。

もしお味噌が買えなかったら…なんて現金での残額に少し心配になりつつも目的の”川東駅”に到着しました。

読めぬなら、
読んでみよう。
川東

少し雨がパラついてきて、必死に地図で場所を確認してると、ついに。

『小さいもん 味噌工房』の看板と
『営業中』という黄色いのぼりを発見しました。

ここだ!とココロオドルれいちゃん。

◇店内も佐藤さんも素敵だった話

か。可愛い外観
店内では
おむすびとお味噌汁の定食がいただけます。
ビタ牛乳のビタってなんだろう。

扉を開けると…
「もしかして筧さんですか…?」と佐藤さん。
「は、はい!」とれいちゃん。

「少しお待ちくださいね」と待っている間に、本棚やお店の内観を見回していました。

本が大好きなので
バックナンバーはついつい確認しちゃいます。
あら可愛い。

本棚のバックナンバーを見て真っ先に思ったのは
”kenohiとおいている本、かなり一緒だなあ(笑)”
やっぱり自分が好きな空間とかご縁をいただける方って似ているのかもな、って思っていると。

「おむすびこちらですね」
と可愛く並んだれいちゃん用のおむすびを出してくださる佐藤さん。

高菜・大葉味噌・おかか三姉妹です。

もちろん出来る事なら店内で頂きたかったのですが、
やはり自分にはなかなか難しくテイクアウトになってしまいました。とはいえ、佐藤さんとお話したい気持ちがあったので少し店内に居座らせていただくことに
(お邪魔しました…!)

温かい番茶をいただきながら、なんと手作りの甘酒のフローズンヨーグルトを出してくださった佐藤さん。

お茶が美味しくて安心しました☆

外で何かをいただくことは本当に久しぶりですごく緊張しましたがとっても美味しかったです。
甘酒とラズベリーソース、どちらも好きなので好みの味でつい笑顔になるれいちゃん小僧。

おむすびの種類豊富でこりゃ迷います。
呼吸が落ち着く空間

バスの時間まで、とついご厚意に甘えてお邪魔していましたが”ただいま”とつい帰ってきたくなるような。いないけど、田舎のおばあちゃんの家にいるかのような。そんな感覚になれる空間でした。

どれだけ不安でも、どれだけもうダメだ…って思っても
『小さいもん』さんで深呼吸したら”絶対大丈夫”と肩の力が抜けるような感覚になれる空間でした。

カウンターには何名か
いらっしゃっていました。
お味噌の寝床♡

そうだそうだ、お味噌も!と帰りに500gのお味噌を1つ購入します。

遂に待望のお味噌とご対面です。

佐藤さんとも少しお話をしました。

「今日、お伺いするの本当に楽しみだったんです。kenohiのひかるさんにも楽しみですってずっと言っていて…」

「ありがとうございます…お会いしたことはないんですけど、以前ひかるさんとやり取りをさせていただいた時もすごく丁寧な方だなと思いました」

優しい方と優しい方のご縁が繋がって、輪になって繋がって。すごく幸せな瞬間に自分はいるんだなと思いました。

来月、kenohiで私は大切な人達にまたおもてなし会をする予定があります。その時に特製のお味噌汁を作ります。普段のお味噌ではなくて佐藤さんのお味噌で作ります。

このことを告げると

「来月、頑張ってくださいね」と佐藤さん。

自分が作る料理にはご縁を頂けた方の食材や調味料をこれからも使っていきたいと毎度ながらやはり今回もそう思いました。すごくパワーとエネルギーをいただいて、帰りの扉を閉じる瞬間がすごく名残惜しかったです。

◇帰りのバス。それから、今思うこと

帰りは乗り換えのないバスで帰りました。
本を読みながらでしたが、余韻と充実感からくる眠気で全く集中できずページは全然進みませんでした。

また、すぐ行きたい。という『小さいもん』と佐藤さんへの気持ち。

行ってよかったな、と自分の行動力に乾杯する気持ち。

こうしたご縁を頂けたきっかけとなったひかるさんに伝えたい気持ち。

ここで頂いたお味噌を使って来月会える大切な方への気持ち。

事前に、須賀川に行くことを伝えて同じように楽しみにしていた近所のお豆腐屋さんの所へ駆け出したい気持ち。

感情が溢れて焦るくらい出てきて、
”ああ~明日からの毎日が楽しみだな”と清々しい大満足の気持ちでいっぱいになりました。

下記の文は、バスの中で描いた文章です。

【福島県須賀川の小さいもんさんに行った日】
とても大切な場所になりました。

行きの6時間の電車、本を2冊読みました。たまに寝落ちしました。車窓からの風景は米畑ばかり。
たまにお百姓さんみたいな人が農作業。暑そうだなあと思いました。

自分が食べているモノをこんなにも知らないのか〜もっと知りたいな〜とやっぱり思いました。

新橋〜宇都宮〜黒磯〜新白河〜須賀川〜川東。世界って広いなあって感動しました。

小さいもんさんでは
6月に電話した時に食べたいと思った具のおむすびをテイクアウトすること、お味噌を買うことを決めていたのでバスでPASMO使えないと知った時は残額に焦りました。

だけど小さいもんさんの扉を開けると安心感で全て忘れました。

「筧さん...ですか?」
と佐藤さんが優しく声をかけてくれました。

テイクアウトではあったけど少し居座りました。
本を少し読んだり温かい番茶で呼吸が落ち着く感覚になりました。

佐藤さんが
「乳製品...甘酒の自家製のヨーグルトシャーベット食べられる?」と聞いてくれました。

嬉しくてちょっと緊張したけど時間をかけていただきました。

お手紙を渡して。いろんな話をして
「また行きたい」と強く思いました。

来月のおもてなし会で今回買った味噌使おうと思います。

そのことを伝えたら
喜んでくれてなんだか幸せです。

帰りの扉を閉じる瞬間が切なかったです。

バスまではぶらぶら地元のスーパーを回っていました。福島野菜コーナーが充実していて白ナスをお土産に一個買いました。

今は帰りのバスです。
残り1冊読んで帰ろうと思います。

明日からの毎日が
少しわくわくしたものになりそうです。
ポエムっぽくてなんか嫌(笑)

書いてあるように本当にこれからのご縁も
美味しい味噌を使ってお料理する日々もすごくすごく楽しみです。

使っちゃいました☆
☆OMISO☆

佐藤さん、素敵なご縁をありがとうございました。
またすぐにお伺いします。お味噌、大切に使いますね。
たった1日だったけど忘れられない日です。

れいちゃんより。

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