小説執筆へのモチベーションづくり
――僕がモチベーションづくりのためにやろうと思っていることがあります。それは「小説の原稿をnoteの記事で毎日公開していくこと」です。
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「小説執筆へのモチベーションづくり」というテーマで話していこうと思います。
📚執筆の難しさ
最近僕は『君はマスクを取らない』という小説を書いています。いつでもどこでもマスクをつけているヒロインの秘密にせまる青春純愛物語です。コロナ禍を見つめ直し、自分にとって本当に大切なものは何なのかを見つける話になります。
創作大賞に応募するためにどうにか間に合わせようとしているんですが、そういえば執筆って試練だったなあと思い出しました。
僕は毎日noteの記事を2000字くらい書いているし、読書感想文も作文もレポートも好きですから、書くこと自体は好きです。もちろん小説を書くのも好きなんですが、物語を綴っていくことの難しさを改めて感じているこの頃です。
書けはするし、物語れるんだけれど、「あれこれでいいんだっけ」「ここから描き始めて面白いっけ」などなど気になり出したらたまらなくなって、書いては消しを繰り替えしているような状況です。
コロナ禍の夜明けの頃である今だからこそ熱量高く書ける作品だし、作品のメッセージは今の僕が一番伝えたいことでもあるし、熱量は高いはずなんですが、物語に行き詰まる度にダメージをくらっています。
成果が生まれる活動に対する情熱をモチベーションと呼ぶならば、今の僕のモチベーションはさほど高くないということになります。
僕の経験上、きっと成果を生み出すためには半義務的な条件を課することがよくて、今回はそれについて考え直すことにします。
📚誰かの目があるというメリット
僕は去年初書籍『Message』を出版しました。成人の日を舞台にしたヒューマンミステリーで、計半年かけて書き上げた作品です。
まず2ヶ月で物語を書き上げました。その後、成人式を迎えてこの経験をいつまでも覚えておきたいと思い、出来上がっていた物語を書き直しました。それにおよそ4ヶ月かかったというわけです。
ひとつの章まるごと付け加えたりしていたので、完成までに時間を要してしまいましたが、僕がコンスタントに執筆を続けてこれたのは、つまりモチベーション高く行動できていたのは人の目があったからだったんだと思います。
実は、はじめの2ヶ月も、再創作の4ヶ月も、共同創作という形で制作していたんです。執筆するのは僕ですが、誤字脱字のチェックや物語の展開、過不足な情報の指摘をチームメンバーにコメントしてもらう。そして、それを受けて、僕が再び書き直すという形を取っていました。
作者ひとりの目だけではなく、複数人の目があることによって物語を多角的な視点で見つめることができるし、読者ファーストの文章づくりが実現できます。また、孤独が軽減されるというメリットもありました。
みんなでつくるから、
質も高まるし、
モチベーションも高まったんです。
小説なんだからひとりで書けといわれたらそれまでですが、僕にはみんなでつくる方が性に合っている気がするので、今回の『マスク』も、時間は限られていますが、その方向で進めていこうと思います。
📚モチベーションづくりのために
というわけで、僕がモチベーションづくりのためにやろうと思っていることがあります。
それは「小説の原稿をnoteの記事で毎日公開していくこと」です。
さっきも言ったように僕は毎日記事を書いています。日記というか、活動報告というか、日々思っていること考えていることを2000字くらい書いているんです。
で、たとえば、それを20日間繰り返したら、2000×20=4万字書くことができるわけです。もちろん、一日当たりの文字数を増やせば、もっと書けることになります。どれだけ筆が進まなくても最低2000字は毎日共有することにしたら、格段に執筆スピードは高まります。
で、これの何がいいって、記事を読んでくれた人からコメントをもらえる機会に恵まれるということです。
どうせ創作大賞に応募するためには無料公開しなければいけないんだから、締め切り直前になって完成した物語を公開するよりも、未完成でいいから今のうちに公開したほうがいいという結論にいたりました。
創作大賞の1次審査はユーザーからのスキの数、コメント、読了率から判断されるとのことなので、少しでも選考通過の確率を上げるためにも、未完成のうちから共有してスキやコメントをもらうことは必要になってきます。
最近はnoteを書いている時間も惜しいと思うようになってきたので、その時間も執筆にあてようと思った次第です。とにもかくにも、書き上げることが先決なので、全力で書いていきます。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20230623 横山黎