創作は環境づくりから始まる
――創作に没頭できるほどまとまった時間と、基本的にノイズの入らない空間を持ち合わせた場所を選んだので、久々にがっつりと創作に向き合えたのかなと振り返っています。
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家、木の家ゲストハウス水戸マネージャー、イベンターとして活動したりしています。
今回は「創作は環境づくりから始まる」というテーマで話していこうと思います。
🏨創作漬けの長期休暇
僕は今、木の家ゲストハウスのマネージャーの仕事をしているんですが、一昨日から4日間のお休みをいただいておりまして、ひたすら創作をしまくる時間に費やしています。
行ったことのない場所のホテルを取って、缶詰になるのも悪くないなとも思ったのですが、いろいろ調べる時間がなかったし、行ったら行ったで現地のお店や観光スポットに足を運ぶことになりそうだなと不安がったので、東京の実家に帰ることにしたのです。
作業できる場所で作業して、夜が更けきった頃に実家に戻ってくるという流れを繰り返しています。
昨日は渋谷にある「森の図書室」に朝から晩まで滞在しまして、ひたすら創作に時間を費やしていました。今日も出かけておりまして、このnoteの記事を書いているのは、池袋にある「梟書茶房」というブックカフェです。
ちなみに今の創作の現在地はこんな感じです。
🏨1日中創作できる環境
久しぶりに創作のことばかり考える日を繰り返しているのですが、これだけ創作に時間を費やすことができているのは、「仕事が4日間も休みであること」、「最近仕事が忙しかったし休日も旅をしてばかりだったから反動で創作に対するモチベーションが高まっていたこと」が理由として挙げられます。それに加えて、「長い時間創作できる環境で創作していること」が大きい気がするんです。
さっきも触れたように、実家に寝泊まりしているとはいえ、実家では音楽をつくるくらいで、小説や本づくりをしているのは別の場所です。創作に没頭できるほどまとまった時間と、基本的にノイズの入らない空間を持ち合わせた場所を選んだので、久々にがっつりと創作に向き合えたのかなと振り返っています。
特に「森の図書室」の環境はすごく良くて、渋谷のビル街のなかにあるとは思えない静かな空間が広がっています。また、「図書室」という名の通り、三方を本に囲まれているのも良き。創作にはもってこいの場所です。ぶっ通しで8時間くらいキーボードを叩いたり、鉛筆を走らせたりしていました(笑)
そう考えると、創作する環境をないがしろにしてはいけないなと思いました。
🏨創作は環境づくりから始まる
自分を変えるためにどうすればいいのか分からない。そんな疑問を持っている人は多いはずです。特に学生さんには多いはずで、かくいう僕もそのうちのひとりでした。ただ、今の時点で僕は答えを持っていて、「とりあえず動く」ことが最適解だと導くことができたんです。
「とりあえず動く」とは、「環境を変える」ということです。自分をいつもとは違う場所に置くことで、新しさに刺激を受けた心はいろんな感情を生み出すことになります。それを繰り返していくと、自分のなかに、どうしてもしてしまうこと、どうしても会いたい人、どうしても行きたい場所が見つかるんですよね。
その「どうしても」という点がポイントで、考えるよりも前に感じてしまっている面白さ、膨れている好奇心、燃え盛っている情熱を向けている対象は、自分を変えるためのヒントを持ち合わせているのです。
ゲストハウスで仕事をするようになって、僕はあんなにも毛嫌いしていた英語をしゃべるようになったし(まだまだ未熟だけれど)、ゲストハウスに泊まったことはおろか旅をしたことすらほとんどなかったのに今は全国各地を巡りたい欲が溢れています。
それは大学4年生のときに住み開きをしているシェアハウスに出逢って、「人が行き交う場所」の居心地の良さを感じて、そういう場所にずっといたい、いつか自分でもつくってみたいという思いを抱いたからでした。そこで僕は元々知り合いだった木の家ゲストハウスのオーナーの元で仕事をすることを決め、今に至るというわけです。
長々と語ってきましたが、言いたいことは「環境が人を変える」ということで、創作したいならば創作に適した環境で向き合うべきだよね、という話です。
書いている途中にぼんやり浮かんだのは、自分の部屋を創作部屋にするということ。最近ゲストハウスで仕事をするようになって、自分の部屋に帰ることが面倒になって、空き部屋に滞在するようになってしまったので、自分の部屋が物置と化してしまっているんです。
そろそろどうにかしないといけないと思ったのですが、自分の部屋に創作に適した空間をつくれば、そこは僕の書斎として価値を生むようになります。ブックカフェやホテルに通わなくても、自分の部屋に帰ればいいのですから。
部屋に本棚を置いたり、照明を極端に暗くしたり、いるだけでインスピレーションが沸くような空間をつくれたなら……ちょっとずつ自分の部屋の改造計画を試みようかなと思います。
創作は環境づくりから始まります。自分が最大限輝ける場所に身を置く意義を再認識した今日この頃でした。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20250128 横山黎