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絵本の絵をAIに描かせてみた。

――これからもっともっと面白い技術や選択肢が増えていき、変化を問われる時代が続くとは思いますが、それでも自分の中にある変わらないものをコンパスにするべき。そのためには自分の世界をちゃんと創っておくこと(自己分析、ブランド化)が必要だよね


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「絵本の絵をAIに描かせてみた」というテーマで話していこうと思います。


📚新作『雨の島のコロナ』

先週、新作『雨の島のコロナ』という作品を公開しました。

雨の島では毎日毎日雨が降ります。洞窟の奥に棲む青い龍のせいです。青い龍の叫び声が空を震わせ、雨を降らせるのです。その龍を倒すべく立ち向かったのが、コロナという少女。負け嫌いな弓使いです。青い龍との戦いを経て、本当に大切なものを見つけていくファンタジー作品です。

児童文学として書いていましたが、絵を挿んだから絵本ともいえるなあと感じるこの頃です。

この物語は今年のはじめくらいに書いた物語なんですが、公開するタイミングを見失っていて、そういえば創作大賞があるしそれにあてようと思いきったのでした。

物語をそのまま載せるのもよかったんですが、せっかくだし新しいことに挑戦してみたいなと思い、AIをからませることにしました。つまり、絵本の絵をAIに描かせてみたんです。


📚絵本の絵をAIに

MidjourneyとかChatGPTとか、やたらとAIの話題が多い最近ですから、僕も自分の活動に取り入れてみたいと思ったわけです。

僕は普段物語を書く人ですが、そもそもの創作に興味を持つようになったのは、絵が好きだからでした。コピー用紙に色とりどりのクーピーで自分を表現する時間が好きだったんです。

やりたいからやる。好きだから続ける。その姿勢は崩れることなく、小学生のときは写生会で5回特選を獲ったし、中2のときに僕の絵が東京都美術館に展示されたこともありました。

小学校高学年から小説への興味が膨らみ始めましたから、絵に対する興味は相対的に小さくなっていきました。ただ、今でも絵が好きです。技術も描くモチベーションも十分に備わっていないけれど、絵は描きたい。

そんなときにAIの波が来て、AIに絵を描かせることがで誰でもクリエイターになれる時代がきたわけです。

調べてみてわかったんですが、AIアートのアプリは既に複数存在していて、無料でも十分に楽しめるほどでした。クオリティの高い画像を生成することができるのです。

というわけで、新作『雨の島のコロナ』の挿絵をAIに描かせてみることにしました。結果がこちら↓↓↓



📚自分の世界を創る意義

AIアートを使いこなせるかどうかは、いかに細かく、正確に、指示を出すことができるかに関わっています。自分の描きたいもの、表現したい雰囲気を、ちゃんと言語化できるかどうかが重要なのです。

そこで思ったのは、「自分の世界をちゃんと創らなきゃいけない」ということ。

自分が何に心が動き、ときめき、もっと表現したいと欲しているのか。そして、それを実現するために必要な知識や経験は何なのか。それらをより細かく理解することが求められていると思うのです。

影響されたアニメや漫画、小説、映画。

少年時代の原風景。

人生で一番心が動いた瞬間。

その延長線上に僕はいるし、混じり合った得体の知れないそれを変換するように、表現していきます。


僕のキーワードは、「創作」「本」「青春」「学校」「ビブリオ」……このあたりかなと。なんとなく方向性がみえてくるので、ここだ!という道は選べられないけれど、方角を見誤らないように過ごしていこうと思います。

これからもっともっと面白い技術や選択肢が増えていき、変化を問われる時代が続くとは思いますが、それでも自分の中にある変わらないものをコンパスにするべき。そのためには自分の世界をちゃんと創っておくこと(自己分析、ブランド化)が必要だよねという話でした。

20230725 横山黎



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