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偶然の出逢いの尊さ。
ーー意図せずとも会いたかった人と会えたり、そこからまた新しい何かが生まれたりする機会がこの数日たくさんありました。
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。
今回は「偶然の出逢いの尊さ。」というテーマで話していこうと思います。
特別意識しているわけではないんですけど、最近はとにかくいろんな人に会いにいっています。ゲストハウスの仕事をしているから日々一期一会の出逢いが身近にあるんですが、ゲストハウスの仕事がお休みの日も、なんだかんだ人に会っている今日この頃です。
偶然がもたらす出逢いを求めているのかもしれません。その尊さを、僕は経験上知っているから、心が自然と身体を突き動かすのかもしれないですね。
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先日、母校の茨城大学で授業をしてきたんです。縁が縁を呼んで、出身学部ではないのにも関わらうず人文社会学部の授業に登壇することになったんです。
テーマは「異文化交流」。
僕はゲストハウスで仕事をしているから、その紹介がてら、僕が経験してきたエピソードを語りにいきました。内容はさておき、あの場には心動かされる瞬間がありました。
初めましての出逢いや、思いがけない再会を果たすことができたからです。
30人くらいの受講生の前でゲストハウスの話をしたんですが、それを機に話しかけてくれる人がいました。また、そのなかには元バイト先の後輩がいて、久しぶりの再会に歓喜したんです。
インスタでつながっていたから全く疎遠だったわけではないけれど、会うのはいつぶりだったんだろう、と思い出せないくらいに久しぶり。多分、1年以上会っていなかったかな。
そんな彼女は今度成人式を迎えるとのこと。以前から僕の初書籍『Message』にも興味を持ってくれていたし、「本読みたいです」って言ってくれたから、『Message』をギフトとして贈りました。「良き20歳を!」をなんてエールと、自分のサインを一丁前に添えて。
また、受講生ではないのにも関わらず僕らの授業を聴きにきてくれる人もいて、素直に嬉しかったですね。これまで築いてきたものが間違ってなかったと認めることができる瞬間でした。
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授業に登壇した翌日には、自由室「みちの」で開かれたイベントに顔を出しにいきました。「みちの」は来年3月にオープン予定の学生向け自習室で、コワーキングスペースとしても機能するとのこと。
運営しているのは、茨大の2年生のみうちゃん。以前、僕がパーソナリティを務めるラジオに出演してくれたのが最初の出逢いでした。そのときにも「みちの」の話をしてくれて、僕自身興味を持ったので、ずっと行こう行こうとしていたんです。ちょうどイベントが開かれるとのことだったので参加することにしたんです。
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ちなみに今回のイベントはクリスマスリースをつくるという内容でした。特別クリスマスリースをつくりたいわけではなかったけれど、さっきもいったように「みちの」に顔を出したかったし、つまるところ、「関わった」という既成事実をつくっておきたかったというわけです。
そこでは、みうちゃんとも久々に再会できたし、「みちの」をリノベーションした中村さんという建築士の方ともお会いすることができました。中村さんは大子町で「hajimari」というカフェを経営しているんですが、ちょうど1週間前、僕はそこに行ってきたんです。
中村さんのことは知っていたし、見かけてはいたけれど、ちゃんとお話することはなかったんです。そしたら、まさかhajimariに行った1週間後に巡り会うことになるとは!
そんな風に、ここぞというタイミングで偶然の出逢いに恵まれる。そんな可能性を秘めた場所が「みちの」なのです。それは僕好み。オープンしたらそのときはまた通おうと思いました。
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そんな風に、意図せずとも会いたかった人と会えたり、そこからまた新しい何かが生まれたりする機会がこの数日たくさんありました。そういう場所や場が身近にあることは普通ではないし、有難いことだなと振り返っています。
これからもやりたいことをやり続けて、行きたい場所に行き続けて、会いたい人に会いにいこうと思います。ひとつひとつの出逢いを大切にして生きていく意義を改めて知った今日この頃でした。最後まで読んで下さりありがとうございました。
20241219 横山黎