身体のメンテナンス

　大人になるまで私はそんなにちゃんと運動をしたことがありませんでした。小学生の時に水泳部にちょっと在籍していたぐらいです。人並み程度で、運動部で頑張れる人をちょっと横目に羨ましいと思いながら学校生活を終えた組みです。本当は運動部で頑張ってみたかったけれど、中学でバスケット部に入りすぐにほとんどの指を突き指して、母親に「ピアノかバスケかどちらかにしなさい」と迫られて、指が痛かったこともあったし、高い月謝を払ってもらっている親に対して反抗もできずに断念した私でした。
それでも、運動はどこかしら好きで、特に何もしていなかったけれど、高校生の時に持久走で運動部員に混ざっての上位組を取り驚かれたりしましたかね。まあ、その程度のものです。

　それが大人になってから、たまたまジムに通うことがあって、たらたらとしていたのですが、ダンベルをあげたり、ベンチプレスしたりするのが珍しくもあり面白かったので、あっと言う間に６キロ痩せて体が引き締まり、筋肉がついたことで、運動をするようになりました。
ずっとやりたいと思っていたことは、きっかけがあったら、人ってやり始めるものなのですね。身体を動かせることが楽しくて、活動的にもなっていろいろと楽しみました。若いということはそれだけでエネルギッシュだし、無理が効くと言うことです。

　しかし、４０代半ばで、無理な荷物を運んだことでギックリ腰をしました。そこから、日々のストレッチだけではなくて、メンテナンスが必要だと気づくようになって、それからは、２週間に１回は人の力を借りて、身体メンテナンスに投資するようになりました。
東洋医学的なことが好きなので、整体だったり、鍼だったり、いろいろと試しました。時々「神の手」に巡り会うことがあるのですが、なかなか自分にぴったりの人に会えないところです。それでも根気強く続けていると、いい人に巡り会っていきます。

　今日も身体メンテナンスをしてきました。もちろんお金はかかるのですが、年老いてから医療費や治療費に多額のお金をかけたり、保険料でお金を心配料として支払ったりするより、経済的だし、今の自分に必要なことをしていただきその分だけ支払うことができて結局、経済的だと思うのです。
車も人も、メンテナンスさえちゃんとしていたら、息長くよいコンディションの状態で楽しめると思うのです。
寿命は伸びそうですが、健康寿命でなければ、意味がないと思うのです。

健康でいられる為には、運動と食事、精神のよいバランス、心の安定、ボディ・スピリット・マインドが大切だと思うのです。