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理学療法士が教える!骨盤底筋トレーニングで⚪︎⚪︎が気にならなくなる!?

尿失禁に悩んでいるけど、どうすればいいかわからない…。こんな風に困っている方はいませんか?くしゃみをしたり笑ったりしたとき、急いでトイレに向かう途中で漏れてしまうことがあると、人前での生活が不安になり、自信をなくしてしまうこともありますよね。

実は、尿失禁は非常に多くの人が抱えている問題です。日本では、40歳以上の女性で約2,100万人が何らかの形で尿失禁を経験しているとされています。しかし、そのうち医師に相談している人はたったの18%。つまり、ほとんどの方が「年齢のせいだから仕方ない」と諦めたり、「恥ずかしいから誰にも言えない」と悩みを抱え込んでしまっているのです。男性は尿失禁で悩むより頻尿に悩みがあると思います。

でも、諦める必要はありません!頻尿や尿失禁は骨盤底筋群のトレーニングを続けることで改善する可能性があります。その中でもおすすめなのが、骨盤底筋トレーニングです。このトレーニングは特別な器具がいらず、自宅で簡単にできるので、忙しい方でも気軽に始められます。

今回は、骨盤底筋トレーニングの効果や具体的な方法、実際に改善した方の事例をご紹介します。


骨盤底筋トレーニングってどんなもの?


まず、骨盤底筋トレーニングとは何かを簡単に説明します。

骨盤底筋は、骨盤の底にある筋肉群のことで、膀胱や尿道を支える役割を持っています。この筋肉が衰えると、尿道をしっかり閉じることが難しくなり、ちょっとした動作や咳、くしゃみの衝撃で尿が漏れてしまうことがあります。特に女性は、妊娠や出産を経験することで骨盤底筋が弱まりやすいため、尿失禁に悩む方が多いのです。


骨盤底筋トレーニングは、この筋肉を鍛えることで、尿道の締まりを良くし、尿失禁を防ぐための運動です。特別な器具や薬を使わずに改善を目指せるので、安全で副作用がありません。そのため、多くの医師や理学療法士が第一選択肢として推奨しています。


実際のトレーニングでどれくらい効果が出る?


「運動で本当に尿失禁が良くなるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。そこで、具体的な研究データをご紹介します。

ある研究では、尿失禁に悩む10人の女性(平均年齢56歳)が、10週間にわたる骨盤底筋トレーニングを行いました。その結果は以下の通りです。

• 4人(40%)が尿失禁が完全に消失。
• 残りの6人も尿失禁の頻度が大幅に減少。
• 初めは1日に数回漏れていた方も、週に1回以下まで改善したケースあり。


例えば、50代の女性Aさんは、トレーニング開始時点では「くしゃみや体を動かしたときに頻繁に漏れる」という状態でした。しかし、トレーニングを続ける中で徐々に改善が見られ、5週間後には週に1回以下に軽減。さらに10週間後にはほとんど気にならないレベルに改善しました。このように、適切なトレーニングを続けることで、効果を実感する方が多いのです。


骨盤底筋トレーニングのやり方

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