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疲れやすさや物忘れは【甲状腺】が原因?見逃せない症状と対策を解説!

「最近、なんだか体がだるい」「物忘れが増えた気がする」そんな症状に心当たりはありませんか?
「年のせい」や「疲れているだけ」と思うかもしれませんが、実はそれ、“甲状腺の異常”が原因かもしれないんです。

甲状腺は首の付け根にある小さな臓器ですが、体のエネルギー管理や代謝をコントロールする重要な役割を担っています。この甲状腺に異常があると、全身に影響を及ぼす可能性があるんです。

この記事では、甲状腺の役割や異常の症状、早期発見の重要性について、わかりやすくお伝えします!


甲状腺ってどんな役割があるの?


甲状腺は、首の付け根、気管の周辺にある臓器です。女性は触診で確認しやすいですが、男性は胸郭の中に沈み込んでいることが多く、自己確認が難しい場合もあります。


青色が甲状腺


この甲状腺が分泌する「甲状腺ホルモン」は、体のエネルギー代謝を調整する働きがあります。具体的には
• 体温調節
「寒がり」や「暑がり」と感じやすくなるのは、甲状腺ホルモンの影響かもしれません。

• エネルギー代謝の管理
体が食べ物をエネルギーに変える効率をコントロールします。

• 心臓や消化器官の働きをサポート
心拍数や腸の動きを調整し、体を健康に保ちます。


甲状腺ホルモンが不足するとどうなるの?


甲状腺ホルモンが不足すると、体の代謝が落ちてしまいます。これによって起こる代表的な症状は次の通りです

1. 疲れやすくなる
朝起きても体がだるい、ちょっと動いただけで疲れる、そんな感覚が続きます。

2. 物忘れが増える
「あれ、何をしようとしてたんだっけ?」と感じる頻度が増えるかも。

3. むくみやすくなる
特に顔や手足がむくみやすくなることがあります。

4. 体重が増える
食べる量が変わらないのに太ってしまうケースもあります。


甲状腺ホルモンが過剰になるとどうなるの?


一方で、甲状腺ホルモンが過剰になると代謝が活発になりすぎ、以下のような症状が出ることがあります
1. 動悸や手の震え
何もしていなくても心臓がドキドキする、手が震えるといった症状が現れます。

2. イライラしやすくなる
ちょっとしたことに敏感になり、感情の起伏が激しくなります。

3. 汗が止まらない
普通なら汗をかかないような場面でも、異常に発汗します。

具体例
ある女性は「更年期かな?」と思っていた症状が実は甲状腺の異常だった、というケースも少なくありません。体温調節がうまくいかず、冷えたり暑くなったりすることもあります。


甲状腺異常を見逃すと危険!


ただの疲れだろう」と放置すると、甲状腺異常はさらに深刻な問題を引き起こすことがあります。

甲状腺ホルモンが過剰な場合
• 心臓に負担がかかり、心不全のリスクが高まります。
• 極端な場合、「甲状腺クリーゼ」という命に関わる状態になることも。

※甲状腺クリーぜとは、甲状腺ホルモンが極端に過剰分泌された結果として発生する、生命を脅かす危険な状態です。特にバセドウ病などの甲状腺機能亢進症(甲状腺ホルモンが多すぎる状態)の患者で、適切な治療が行われていなかった場合や、ストレス、感染症、手術などが引き金となって発症することがあります。

症状
1心臓・循環器系の症状
• 激しい動悸
• 高頻脈(心拍数が非常に速い状態)
• 心不全や不整脈
2. 中枢神経系の症状
• 強い興奮や混乱
• 意識障害、けいれん
• 昏睡状態
3. 消化器系の症状
• 重度の下痢や嘔吐
• 高度な脱水症状
4. その他
• 異常な発汗
• 非常に高い発熱(39℃~40℃以上になることも)


甲状腺ホルモンが不足した場合
• 脂質異常や動脈硬化が進行し、脳梗塞や心筋梗塞の原因になります。
• 症状が進行すると、生活の質が大きく低下する可能性も。


どうやって早期発見するの?


甲状腺の異常を見つける方法はいくつかあります。
1. 健康診断の触診
首を触って甲状腺が腫れていないかを確認します。女性の場合、首がほっそりしている人は比較的分かりやすいです。

2. 血液検査
「甲状腺ホルモン」や「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」の値を調べます。一般的な健康診断には含まれていないことが多いので、気になる場合は医師に相談しましょう。

3. 超音波検査
内部の異常や腫瘍がないかを確認できます。


甲状腺の健康を守るためにできること


完全な予防は難しいですが、日常生活で以下を意識することでリスクを軽減できます:

1. ヨウ素を適量摂取

昆布やワカメなどの海藻類に多く含まれるヨウ素。日本人は海藻をよく食べる文化があるため、摂りすぎに注意が必要です。

2. ストレスを溜めない

ストレスは甲状腺に負担をかける可能性があります。自分なりのリフレッシュ方法を見つけましょう。

3. 禁煙を心がける

喫煙は甲状腺機能に悪影響を及ぼすことがあるため、禁煙が望ましいです。


まとめ:甲状腺異常は早期発見がカギ!


「疲れやすい」「体調がなんとなくおかしい」と感じたら、それは体が送るサインかもしれません。甲状腺は小さな臓器ですが、体全体の健康に影響を及ぼします。放置せず、気になる症状がある場合は早めに専門医を受診してください。
「ちょっと疲れてるだけ」と思わず、ぜひ自分の体に目を向けてみましょう。それが健康な生活を送る第一歩です!
この記事では、甲状腺の重要性や症状、対策を具体的にお伝えしました。気になる症状がある方は、一度専門医に相談してみてくださいね

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