#237:赤と白・・・筋肉とダイエットについて
今回のテーマは『赤と白・・・筋肉とダイエットについて・・・』
ダイエットする時に食べ物を極端に少なくして食事制限をよく試みますが、この食事制限のみのダイエットは、脂肪と一緒に筋肉も減ってしまうので体のラインも崩れてしまいがちです。
ダイエットにおいては、食事の管理も大事ですが、同時に筋肉を鍛えることが、脂肪をエネルギーとして燃焼してくれるので一石二鳥なのです。
ところで、筋肉には赤筋と白筋があるのをご存知ですか?
赤い方は持久力に強い性質で(遅筋ともいう)、血液中の酸素を筋肉に貯める働きをする『ミオグロビン』という鉄を含むタンパク質が多いため赤っぽい色をしています。
一方、白筋はそれとは逆に瞬発力に強く(速筋ともいう)、ミオグロビンも少なく白っぽい色をしています。
このことから予想の通り、マラソン走者は赤筋が発達していて、瞬発力が重要な短距離走者では白筋の方が発達しています。
さて、ダイエットに話しを戻すと、ミオグロビンを多く含む赤筋の方が当然、白筋よりも酸素が多く、それ故に脂肪もよく燃焼します。なので、体の特に赤筋を上手に使えばうまくダイエットを成功させることができます。
先に述べたように、赤筋は力強さよりも持久力に秀でているので、パワー重視の運動よりも長時間できる運動(ジョギングやウォーキング、エアロビ・・ポタリングなど)で、より一層効果のあるダイエットを行いましょう。
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
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