Miku

ステイサムになりたい。

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Leprous /Self-satisfied lullabyを読む

今年の10月、一番聴いたであろうアルバム Leprous/Melodies of Atonement(2024) Leprousは2001年にノルウェーで結成したプログレッシブメタルバンド。 今作はエレクトロニカの要素が強め。 その中で北欧らしい自然の荒々しい寒さと柔らかさに冬らしさを感じるこの曲を和訳したい。 聖歌のような美しい前半のコーラスとラストの咆哮の対比が印象的。 なにかに執着してしまって、手放したくても手放せない そんな葛藤を歌っているように思う。 恋愛関

    • カキオコの本拠地にいった話。

      "the World is my oyster"とはよくいったもので 牡蠣という柔軟な素材はどんな料理にも合う。 ※本当の意味は異なります。念の為。 生牡蠣・蒸し牡蠣・焼き牡蠣で素材のうまみを堪能するのも 牡蠣鍋・牡蠣のトマトソースパスタ・シーフードガンボなど味付けがはっきりした料理も美味しい。 カキフライでタルタルあるいはレモンやソースでいただいても美味しい。 牡蠣大好きな私は昨年、岡山旅行へいったとき、初めてカキオコなる食べ物を知った。 最上稲荷の帰り(無謀にも行きは

      • 貴方は亀の手を知っているか

        食欲の秋。 「食べ物が美味しい」が土地のイメージ第一位である北海道に暮らしながら、 いくらを食べるのもそこそこに毎年そそくさと旅に出る。 それは中国〜四国の食べ物を身体が欲するからほかならない。 たとえば デミカツ丼の岡山、かきおこの岡山、黄ニラの岡山、児島うどんの岡山、ホルモンうどんの岡山、新見ラーメンの岡山・・・ 岡山グルメフリークなのだが、岡山でも満たせないものがある。 そう、それが「亀の手」だ。 写真の通り亀の手を捥いできたみたいな衝撃的なビジュアル。 塩茹でで提

        • 夢で呼ばれた神社に行ってみた。

          昨年の秋の話。 少し不思議な夢をみた。夢はこんな内容だった。 赤い柱が目立つ寺社仏閣で参拝している。 自分の後ろから常香炉のお線香の香りが漂う。 目線の先の赤い本殿に丹精なお顔立ちの女性の大きな生首がぽかんと浮いている。 ほがらかな雰囲気の神主さん(だと思った)に、話を聞く私。 「この方はお松さんという偉大な方です」 白猫が私の背後を横切る。おしまい。 文字にするとおどろおどろしいのだが、観ている間も起きてからも不思議と怖くなかった。 聞いたこともない「お松さん」が何者な

        Leprous /Self-satisfied lullabyを読む

          リスは自分自身を持て余してる気がする。

          冬の終わりに野生のリスと何度か遭遇したが毎回可愛らしいイメージと実際の佇まいのギャップに驚かされた。 じっと見ていると彼らはいかにも筋肉を彷彿とさせるビチビチとした動きをする。 ゴールドジムで完璧なフォームで筋トレしている人のそれか、プログレッシブロックの凄腕ドラマーの無駄のないフォームのそれを彷彿とさせる。 野生なのだから当たり前だが、食べる、登る、移動する一挙一動に緊張感がある。一瞬の隙もない。本当のリスなら、ドナルドダックとのいざこざなど生まれないだろう。 かと思えば、

          リスは自分自身を持て余してる気がする。